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音程1~音取り 2

音程の練習

 リズムは徹底的に楽譜から読み取る練習をしていただきたいのですが、音程の練習はいろいろあります。楽器も使わず楽譜だけで音程まで読み取るのはとても難しいことです。そこで2つの方法を考えてみます。
 1つはCD等で聴いて覚える。リズムに関してはCDはおすすめしません。いつまでたっても確実にリズムをとることが出来ないままになってしまいます。演奏においてリズムは多少崩すことが表現の一つになりますが、音程は基本的に崩さない。もちろんCDになっている演奏でも音程が甘いこともありますが、それをそのまま覚えることも至難の業なのでほぼ問題はありません。

CDの音取りの問題点

 しかし、CDのみの音取りでは問題があります。それは部分練習がしづらいと言うことです。難しい音程、苦手な音程に関しては何度もその部分を練習したいところですが、CDでその都度その部分を出すのは難しい。また、速い曲で音程がとりづらいときには少し遅くして練習したいところですが、それもうまくいきません。
 結局ピアノ等でその部分を弾くのが一番です。もうすでにリズムは取れますので、後はそのリズムに合わせて鍵盤をたたく作業が必要になります。リズムが難なく読めていると音程にだけ集中できるので、そのためにもリズムは徹底的な練習が出来ているといいですね。 

楽器を使った音取り

 ある程度音程は取れているのに、それでも音程に問題があるケースで多いのが、音の出だしのみで音程を把握しようとしていることです。一歩進んだ練習のためには歌のパートだけで良いですので、ピアノやキーボードで弾けるようにしてください。音程は長く音を伸ばしている方が圧倒的に把握しやすくなります。音程の不安な音をゆっくり、またはその音を長く伸ばして音程を調整します。音を長く伸ばすと、まずはずれているか合っているかがはっきり分かり、さらにずれているときは、自分の声を上げるか下げるかして合うように調整すると高くなったのか低くなったのかが分かりますので、違和感がなくなるように調整します。これが出来れば実際の長さやテンポに徐々に変えていきます。

 続きは音程2で。

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