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音取りの苦手な方へ1~音取り8

 音取りで苦労している方は結構多いように感じます。リズムと音程に分けて今までにもいろいろと書いていますが、一度まとめてみたいと思います。

 音取りの苦手な方はほとんどCDやYouTubeなど録音を頼りに音取りをしていると思います。しかしこれはとても時間がかかります。さらに録音を使って正確に音取りをするのはとても難しい事です。楽譜から音取りが出来る人は、もっと早く簡単に音取りを済ませています。

 録音での音取りは時間がかかるというのは容易に理解出来ると思います。聴きたいところの頭出しがやっかいで、必要無いところを何度も聴く事になってしまいます。しかしこれだけではなく、難しいのです。速いパッセージや難しい音程も速いテンポのまま聞き取らなければなりません。これは楽譜を読めるようにするよりも、ずっと難しい事です。少し楽譜が読めれば、速いパッセージはゆっくりピアノで弾きながら練習出来ますし、難しい音程もそこだけ何度もピアノにあわせて歌っていくと、喉が音程を覚えてくれます。数分でクリアです。

慣れていないと楽譜を読むのはとても難しい事に思えるかもしれませんが、多少読めると音取りは格段に楽になりますので、頑張ってみて下さい。

 楽譜から音取りできるように手順をまとめてみました。色々な方法があると思いますが、是非次の順番で進めてみて下さい。音取りは色々な作業を同時に行うことになるので、一つずつ分けて段階を踏めるようにしてみました。出来ることや出来るようになった工程は飛ばして構いません。

  1. 数回録音を聴いてテンポと雰囲気をつかんで下さい。その後はテンポや雰囲気が分からなくなった時だけにして、録音は聴かないようにします。
  2. 聴き取ったテンポを手をたたいて確認します。そしてそれが何音符なのか把握します。四分音符の事が多いですが、遅い曲だと八分音符だったり逆に速い曲だと二分音符の事もあります。
  3. 次に楽譜からリズムだけを読み取って下さい。リズムが取れたら、録音に合わせてリズムだけ歌ってみます。これが出来ればリズムはクリアです。
  4. 次は音程です。歌のメロディーをピアノで弾くことを目標にします。
  5. 歌のメロディーをドレミ(固定ド)で読みます。
  6. リズムも付けてピアノで弾いて、出来たらそれに合わせてア等の一つの母音で歌ってみます。
  7. ここまで出来たら楽譜が読めたことになります。次は歌詞を付けていきます。
  8. 外国語の場合はスムーズに読めるまでひたすら繰り返します。
  9. リズム読みをします。
  10. 音程も付けて歌います。完成です。

  ピアノをお持ちでない方も多いと思いますが、簡単なもので良いですので、是非キーボードを買って下さい。 工程が多くなってしまいましたが、これらを一度にやろうとすると難しくなってしまいます。音取りに必要なリズム、音程、歌詞を一つずつ分けましたので、どこに問題があるのかを見つけていって下さい。リズム読みに問題がない人は最初の3つの工程はいらなくなります。ピアノですぐに歌のパートを弾ける人はいきなり6の工程に行きます。言葉もスムーズに読めるようでしたら、いきなり10番です。次回はそれぞれの工程について少し詳しく書いていきます。

声楽、発声のレッスンはこちら 音取りの苦手な方へ2~音取り9 音取りの苦手な方へ3~音取り10 音取りの苦手な方へ4~音取り11