外国語発音のためのトレーニング~言葉 4

 声楽曲を歌う時に外国語の発音は避けて通れない大きな壁になります。個人差がとても大きく、割と順調にクリアできる人もあり、とても苦労する人もありといったところです。新しい言語の勉強を始めたら、まずはスペルと発音の関係をしっかり勉強していく必要があります。それが出来てきたら、次は母音の色をつかんでいきます。それぞれの言語で違いますが、日本語に比べるとやや深く感じられる方が多いと思います。

 今回はその後の話です。子音のいくつかの発音は日本語にはなかったり、随分違っていたりします。そして、それらの子音を発音するためにはトレーニングが必要なことがあります。「r」は巻き舌にすることが多いのですが、日本語に通常はないために苦労する人も多いです。これは慣れていないという事だけではなく、巻き舌をする筋力が足りない事が大きな原因になります。筋肉を育てるトレーニングが必要なわけです。声楽科の生徒で巻き舌が出来ないという人には会ったことがありませんが、趣味で歌っていらっしゃる方には結構な割合で巻き舌が出来ない人がいらっしゃいます。おそらく巻き舌の優先度がそれほど高くないためにトレーニングが出来ていない。声楽科の学生は出来ないと困ると思って集中してトレーニングします。するとそのうちに出来るようになります。

 その他にトレーニングの必要な子音がいくつかあります。「s」「v」「l」「f」「m」「n」などは日本語にあっても長く発音されることがあまりないので、長く発音できるトレーニングが必要になります。唇の周りや下の筋肉が結構必要です。「s」のみ日本語でも少し長く発音されることもあります。「静か」「幸せ」等です。「v」「f」は日本語にはないし、「l」「m」「n」は使いますが、ほぼ長く発音されることはありません。「漫画」「桃」「猫」の最初の子音を長く発音することはないですね。 「light」 「monkey」「no」の最初の子音は日本語に比べて長く発音する必要があります。

 これらの少し長い子音の発音が出来ると外国語らしさが出てきますので、筋肉を付けていかないと難しいですが、是非頑張ってみて下さい。