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言語とアクセント(日本語と英語)~言葉と発音8

アクセント

 歌の言語は通常の言語の勉強と比べ発音がより重要になります。外国語の歌の勉強を始めた時に、意味は全く分からず発音だけ練習して歌った経験は、ほとんどの方があるのでは無いでしょうか?その時に文字と発音の関係を知ることが最初ですが、その次にアクセントが問題になります。どの言語にも様々な方言や訛りがあるものですが、英語では訛りのことをアクセントといいます。アクセントは音楽用語でも出てくるとおりに「強調」ですが、方言をアクセントと表現されるのは興味深いと思います。

言語とアクセント(イタリア語、ドイツ語、フランス語)~言葉と発音9

日本語のアクセント

 言語のアクセントといえば強弱の変化が考えられます。「橋」と「箸」は同じ「はし」と読みますが、アクセントの位置が違います。「橋」は「し」の方にアクセントがあり、「箸」は「は」の方です。しかしこのアクセントを音の高さを付けて、それも結構音程差があるように読んでみると、英語のような響きになります。

日本語と英語のアクセント

 アクセントといいますが、日本語も英語もどちらかというと高低差がより大切になっていますし、さらに英語は高低差がとても大きい言語です。日本語も同じような高低差のアクセントを使いますが、英語に比べると少ないので、外国人から見ると平坦に聞こえる言語になります。赤とんぼでも書きましたが、日本の歌はアクセントが正しくないものがたくさんあります。

「赤とんぼ」のアクセント~声楽曲20

歌とアクセントの例

 例はいくらでも挙げられます。「蛍の光」は原曲はスコットランド民謡で、そこに訳詞では無く、別の詩が書かれています。

蛍の光、窓の雪とはじまりますが、「ほたる」は「」にアクセントですが、音楽は「」にアクセント、「光」は一致、「窓」は「」にアクセントですが、音楽は「」にアクセント、というようにたくさんの例が見つかります。窓の雪の部分を最初は何のことか分からなかった人も多いかと思います。窓のアクセントと音楽がずれているからです。「ほたるこい」の方が「蛍」のアクセントは一致していますが、「あっちのみずは」の「水」はずれて、さらに「苦いぞ」「甘いぞ」もずれています。苦いは形が変わった時、(苦くない等)最初にアクセントが来ますので、やや違和感は少ないですが、「甘い」は「ま」にアクセントですので、最初にアクセントが来ると違和感は大きいです。こんなにアクセントのズレがあるのに、それほど気にせずに歌われてきたのはおそらく強弱のアクセントがあまりなく、高低差もありはするもののあまり大きくないところにあると思われます。

 現代の作曲家の歌曲や合唱曲はというと、言葉のアクセントと音楽のアクセントはほぼ一致しています。もちろん有節歌曲等で、ズレがでてしまうことはありますが、あちこちでズレがある曲はなかなか見つけられません。

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