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息を深くためる~発声の目標3

息を深くためる必要性

 深く息を吸う練習です。本来の呼吸の練習は正しく吐くことから始めた方が良いのですが、深く息がためられていないと正しく吐くことが難しくなります。そのため、深く息をためることも同時に練習していくとうまくいくことがあります。

無理して深く息を吸おうとすると、最初は入らないし、肩に力が入って違和感を感じたりするものです。無理のないところから少しずつ練習していきましょう。逆に肩こりがほぐれるような感じになります。レッスンではすぐに出来る人もあり、1カ月ほどかかるケースもあります。多少練習できる環境さえあればそれ以上かかるものではありません。

お腹ではない

 お腹に向かって吸うというよりも、骨盤の中、もしくは足に向かって吸うようなイメージで練習していきます。(もちろん肺が足まで広がるわけではありません。イメージです。)息を吸う時に力が入りやすい人は、特にこの練習は効果的です。

骨盤の回転

 立った状態で少し膝を曲げると骨盤が内側に回転していきます。この動きに合わせて、ストローで水を吸うように細く息を吸っていくと、いつもより深く息が 溜まっていくように感じられます。さらに練習を続けていくとどんどん息が深く入ってきて、骨盤の中に溜まってくるような感覚が分かると思います。これが出 来ると、しっかり息を吸っても肩に力が入らなくなります。

久米音楽工房
久米音楽工房

息を吸うときにたくさん吸うことを考えがちですが、肺の中の息を歌うときにすべて使うわけではありません。まだ息はあるのに音が途切れたり苦しくなったりするものです。量よりもより深い位置に吸うことに集中しましょう。

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