横隔膜の運動を把握するのに良い練習の一つです。犬が暑いときにハアハアと呼吸しますが、そのまねをしてみます。しばらく続けていくと慣れていくと思いま す。出来るようになったら、速くしたり、遅くしたり色々とコントロールしてみましょう。この時に動いているのが横隔膜です。
横隔膜の筋肉は不随意筋です。つまり意識的に動かそうと思っても動かない筋肉ですが、このように、他の筋肉の助けを借り て、随意筋のように自在に運動させることが出来ます。発声のための呼吸では、このように、横隔膜を自由にコントロールすることが一番難しいことであり、また重要なことです。
横隔膜は随意筋だと書いてあるものも、半不随意筋だとかいてあるものもありました。正しいことはよく分かりませんでした。おそらく筋肉に詳しい方は分かると思いますが、分類はそれほど重要ではないと思っています。自在に動くようにコントロールすることにより、繊細に声帯の状態を変化させられることが重要です。
このように横隔膜を自覚できるようになってくると、意外と横隔膜の位置は高いことに気づきます。お腹というよりも肋骨の一番下といった方が近いと思います。お腹から声を出すとよく言いますが、おへそのあたりではなく、もう少し上に音を感じることになります。
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