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フースラーのアンザッツ2番(鎖骨の間)|しっかりと開いた喉

【まとめ】フースラーの発声
フースラーに関するまとめ記事を作ってみました。
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フースラーの「うたうこと」より

鎖骨の間がアンザッツ2番です。

喉を開く=声帯を引き伸ばすときの、

一番下に感じる部分がここです。

下方向に土台があるからこそ、

十分に声帯を後上向きに引っ張ることができます。

★喉が締まって感じられるとき、

★おだんご声になっているとき、

★顎に力が入っているとき、

★舌が硬くなるとき、

★もしくは舌根が上がって感じられるとき、

これらはこの2番のアンザッツ不足が原因のことが多いです。

おそらく一番難しいアンザッツですが、

とても重要な部分です。

レッスンでは明確にこのアンザッツを体験していきます。

ご興味のある方はこちらから。

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鎖骨の間と胸に座らせる音

フースラーのアンザッツの中で2番のポジションが一番わかりにくいのではないかと思います。

本ではこの「あたり」の場所を「肋骨の最上端」と説明してありますが、

鎖骨の間と感じた方が良いと思います。

肋骨の最上端の少し上の骨のない部分、柔らかい部分です。

この部分と、「胸に声を座らせる」

といった時の肋骨のやや上側を分けて考えた方が良いように思うのですが、

フースラーの本では混ざってしまっているように感じられます。

ただし森先生のレッスンでは明らかに鎖骨の間の練習と胸に座らせる練習は別物でしたので、

フースラー自身も分けて考えていたのか、

その後改良が進んだのか分かりませんが、

とりあえず分けて考えないとややこしくなってしまいます。

とても重要なあたりの場所ですが、正しく使えているかどうかがわかりにくい場所でもあります。

胸に座らせた声、胸声

ちなみに胸のポジションは「アー」と発音しながら、

肋骨の中央を上から下へ軽くたたいていくと声がペコペコと反応するところがあります。

その部分です。

胸声と言われる声のゆえんです。

分類上の問題になるかもしれませんが、

みぞおちや、背中の下部のへこんだところに感じるような呼吸のポイントの部類なので、

「あたり」としなくても良いかと思います。

ここに強く音を集めていくと、

声帯の閉鎖の強い厚い音が作られます。

胸声を出す時にはとても重要な場所です。

イタリアで、appoggiare la voce(直訳で寄りかかった声)を作るために、

colpo di petto(直訳で胸への打撃)の練習をしたりしますが、これがこの部分です。

またイタリアの音楽を歌う時に、

少し低めの音程から音をつかんでしっかりした歌い方をする人がいますが、

この部分を強調する発声のためにあの独特な歌い方があります。

時に有効ですが、常にやられてしまうとどうかなと思う発声です。

フースラーの本ではこの声について書かれているように思えますが、

もう少し上の「あたり」を考えてみます。

フースラーのアンザッツ練習で注意したいこと

鎖骨の間の「あたり」

鎖骨の間の「あたり」は決して声帯の閉鎖の強い音ではありません。

しかし、鎖骨の間に音の通り道のようなものを感じ、

そこから安定した音の流れを作る、

またさらにそのポジションを少し下げていけるようになると、

非常に良く引き延ばされた声帯を準備できます。

最低音を出す時にこのポジションがうまく使えると、

押しつぶしたような音ではなく、ゆとりのある良く開いた深い音が出ます。

さらにこのポジションを残したまま、最高音まで上がっていくと、

よく喉の開いた、しかし無理のない柔らかい高音を獲得できます。

最高音、最低音の練習には不可欠であり、

また高音と低音には発声的に似ているところがあるとか言われるのもこのためです。

このポジションが働くことによって、輪状甲状筋が働き、

逆にいうと、輪状甲状筋が働くことによって、

鎖骨の間に音の通り道のようなものを感じることができます。

そのため声帯はしっかりと伸展させられ、

極端な高い音低い音であっても、声帯の伸展のなくならない、

つまり開いた喉で歌うことができるようになります。


鎖骨の間のポジションの獲得が発声の最大の難関かもしれません。

鎖骨の間と高音のつながりが見えてくると格段に発声能力が上がっていきます。

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胸に音を感じるのは胸声ですよね、2番のアンザッツは胸声の練習ですか?
確かに、胸に集めるのは胸声ですので、
胸のところに音をつかむような感じにすれば一番厚い声ができます。
しかし、鎖骨の間に音の通り道を感じると、
声帯は最大限に引き伸ばされますので、
逆に最高音を出すときに重要な働きになります。
鎖骨の間に音の通り道を感じるのは、
のど仏を下げるのと同じですか?
違います。
この練習では鎖骨の間の通り道をより下げていくように練習しますが、
のど仏自体はそれほど下がりません。
これが分かると、喉を開けるということがとてもよく分かります。
興味のある方はレッスンで。

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