発声で課題になることの一つに、一息で長いフレーズをいかに歌いこなすかということがあります。このことは個人差がとても大きく、ある程度の長さのフレーズは何の苦も無く歌える人もいますし、短いフレーズでも苦しく感じてしまう人もいます。
短いフレーズしか歌えないとブレスをこまめに入れなくてはいけなくなり、音楽的な流れを壊してしまうことになるか、フレーズの最後の方の音がなくなってしまったりするので、ちゃんと1曲を歌い終えたという充実感が味わえなくなってしまいます。

続かないフレーズがあると息の吸い方が悪いと考えがちです。たくさん息を吸うための努力をすることになるのですが、あまり効果的ではありません。そうすると肺活量が足りないからだめなのかとも考えてしまったりします。
もし肺活量とフレーズの長さに関係があるのなら、女性よりも男性の方が長いフレーズは得意で、息の長さの問題はほとんど女性の問題になるところですが、女性と男性のフレーズの長さはほとんど同じです。

吸う息の量が関係ないとすると答えは一つです。出る息の量が問題です。2本の声帯の間には隙間がありそこから息が出ることで声帯は振動を始め音が出るのですが、隙間が大きすぎると無駄に息が出て早くに息はなくなってしまいます。単純に声帯の隙間を小さく出来ると長いフレーズでも楽に歌えるようになります。

ではどのようにすれば声帯の隙間を少なく出来るかということですが、実は少しややこしいことがあります。声帯が完全に閉鎖されるために2つの運動が必要になります。
声帯は常に前はつながっていて後ろが開閉をしますので、後ろがしっかり閉じることが一つです。もう一つは声帯の真ん中がさらに閉鎖されることです。
声帯の真ん中の閉鎖はしっかり音を出そうとすると自然に起こってきます。ややのどに力は入りますが、気にせずにしっかり出していってください。声帯の後ろの閉鎖はある程度声帯が引き延ばされていないと難しいので、のどを開ける練習が必要になります。結局根本解決のためには良い発声が必要になるので、長いフレーズが無理なく歌えるようであれば良い発声が出来ているともいえるし、良い声だと思える声であっても、長いフレーズが歌えなければ何かしらの欠陥があるともいえます。

息が短いと支えが悪いと思い、おなかに力を入れすぎてしまうのも良くあることです。関係なくはないのですが、おなかに力を入れることで声帯の力が抜けすぎて、結局声帯の閉鎖がうまくいかないこともあります。息が出過ぎないようにすることが一番大切です。
リップトリルも声帯の引き延ばしと声門閉鎖に有効です。
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