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喉が締まる2~発声の目標 19

喉を開けるための短い鋭い音

 喉が締まると感じたときの練習についてもう少し加えます。書き言葉で表現するのが難しいですが、高音の練習の一つに、鋭い瞬間的な音を使う方法があります。

瞬間的に引き伸ばす

 喉が締まるという表現から鋭い音の練習はよくないと思われがちですが、前回書いたように問題は声帯の伸展筋の運動の不足です。最大限に伸展筋を働かせるために、瞬間的に引き延ばす練習は結構効果的です。

 基本的な練習の考え方の一つですが、瞬間的に運動させると不自然な力が入りにくく、正しい動きをすることが多い。またゆっくり運動させるより、力強く、幅広く運動できます。発声のトレーニングでは目に見えない筋肉をコントロールしなくてはいけませんので、瞬間的な運動はよく使われます。

慣れるまでは短時間で

 前回書いた2つの練習の他に、瞬間的に出す高音もよい練習の一つです。しかしながらこの練習も慣れるまでは喉に負担がかかりやすいですので、短時間にしてください。

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