イタリア発声とドイツ発声は全く違うという意見を時々聞きますが、これは明らかに間違っています。例えば、横隔膜の使い方が違う(ドイツ発声だと横隔膜を広げたまま硬くして歌う等)とかですが、全くそのような違いはありません。ですので、自分の声はどちらに向いているのだろうと考えるとか、自分の歌うものに合わせて発声を変えようとかする必要はありません。

違いを強調する練習の仕方、教え方というのは常に危険性をはらみます。違って感じられるものの中の共通する部分の方が本質的に大切なことが多いです。しかし、違いを見つけるより、ずっと難しいことでもあります。

もし何らかの違いがあるとすれば、作品で要求されているものの違いでしょう。例えば、どんなジャンルであれ、激しいドラマ を表現するときは横隔膜はそれに合わせて強く反応し、特にみぞおちに強い支えを感じることになるでしょう。(重いものを持ち上げるときに感じるようなみぞ おちの感覚)
また静かに祈りを捧げるような音楽の場合、横隔膜は適度な緊張を感じるものの、静かに広がっていて、激しい動きは感じられません。

確かに昔はドイツとイタリアでは発声に違いがあったようです。というより教えた先生の差だと思います。もちろん今でも人によって発声は違いますが、徐々にその溝は埋められてきているように思います。イタリアで行われてきた良い部分はドイツでも取り入れられていくし、ドイツの良さもイタリアで取り入れられていきますので、交流が進むほど融合されていきます。
何であっても、自分はこうだと決めつけることが可能性を狭くしていくことになりますので、いろいろな表現の可能性を探っていくことが大切だと思います。
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