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良い声とは(歌い手の視点)~声の診断 4

声を正しく判断することは難しい

 どんな声を目標に練習をしていったらいいか
 また、今の自分の声はどういう状態なのか?
 このことが声を作る練習の一番の基本ですが、正しく判断することは容易ではありません。色々なことが原因になるのですが、例えば、実際に自分に聞こえる声と人に聞こえている声は違います。そのため、一生懸命工夫して声を作っていっても、自分で思うようには他人に伝わっていないことがあります。
 また、CD等で聴いた良い声をまねしようと頑張った時も、オーディオから聞こえてくる声と実際の声とは隔たりが大きいし、さらに、手本にしようと思った声と本来の自分の声は違うものなので、どうしても無理が出てきてしまいます。

発声において一番重要で難しい点が、今の自分の声を正確に判断することです。

耳もトレーニングが必要

 様々なことが良い声のイメージを作ることを難しくしていますが、それでも良い声のイメージをだんだん確実にしていくこと が、発声のトレーニングをすることと同時に必要なことです。声と耳は同時にトレーニングされていきます。声の様々な違いを聞き分ける繊細な耳のトレーニン グもとても大切なことだと思います。

まずはよく聞くこと

 現代は目から入ってくる情報がとても重要で、町を歩いていてもしっかりと色々なものを見ていないと危ないのですが、たまにはいつもより耳を開いて、普段は聞き流している音に耳を傾けてみましょう。
 普段の生活での脳の状態と音楽を感じている脳の状態が違うような気がします。自分でもそうだし、レッスンしていても そう感じます。日常でも耳を開いている時間を増やしていくと、声や音楽を作る耳もだんだん出来てくるような気がします。

 発声トレーニングでも一番大切なのは耳です。腹式呼吸だとか、あごの力を抜かなくてはいけないとか、体が動きすぎてはいけ ないとか、発声をしていると色々なことをいわれますが、このような言葉の影響はとても大きく、だんだん音を聞くよりも、その課題をクリアしようと不自然な 状態になっていくことも良くあります。
 純粋に自分の耳に感じられたものを大切にし、またそれを信頼して練習を続けていって下さい。

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