耳鼻科で声帯の状態を見てもらうと、最近では動画で見せてくれたりします。声帯の開閉の様子や、長さの変化などもよく分かると思います。どんなに大きく口を開けても、そのままでは声帯は見えませんが、声帯の状態を感じようと練習をしていくと、何となく分かるような気がしてきます。声帯付近の構造はこちらで図解してあります。

ヴォイストレーナーの仕事はほとんどが声帯の状態を見る仕事です。見るといっても直接見えるわけではないので、音から想像します。良いヴォイストレーナーはとても確実に声帯の様子をつかんでレッスンをし、そうでもないヴォイストレーナーは自分の経験で上手くいった練習方法をそのまま伝える仕事をします。音楽を理解して教える声楽の先生と、自分の好きな歌い方を教えるだけの先生くらい違います。良い先生を見つけるのは本当に難しいです。

声帯は日々状態が変化します。通常よりもほんの少し腫れていたり、動きが良かったり悪かったり、閉鎖がきれいにいったりいかなかったり等。声の聞こえ方だけで発声の善し悪しを判断しようとすると、間違ってしまうことがあります。
いつもと違うと思ったときに、発声がおかしくなったのか、声帯自体の問題かの判断は難しいものです。レッスンでは音を聞きながら生徒さんの声帯の動きを想像することが多いです。

たとえば声帯の閉鎖が悪いときには、声帯の後ろがしっかり閉じられていないのか、中央に隙間があるのかの観察をして、必要な練習をします。後ろの閉鎖に問題があると次のステップに入りにくいので、取り急ぎの練習になります。喉の開ける練習をしたり、腰を中心とした支えの練習をしたり、首の後ろを広げるようにしたり、色々な練習を混ぜて、閉鎖が起こるようにしていきます。ある程度動き出したらすぐに他の練習とつなげていきます。
中央の閉鎖がやや弱くても、後回しにすることもあります。大きな音は出ませんが、すぐに対処しなければいけないものではありません。

ある程度練習が進んだら、生徒さんにもこの過程を説明します。すると、だんだんと声帯の状態が分かるようになっていくようです。言うほど簡単ではありませんが、いつものような声帯の状態が出来なければ発声に問題があり、いつもの声帯の状態にしているにもかかわらずいつもの声がでなければ、声帯自体のトラブルだと考えられます。このようなときは、無理して変えようとせず、いつもの練習を繰り返すだけで十分です。

また、場所が変わると声はいつもと違って聞こえてきます。そのときもいつもの声帯の状態で歌うことだけで、普段のように歌うことも出来るようになります。響きの悪いホールで歌うときに、いつもの声を出そうと思って、声帯に負荷をかけすぎた声にしてしまうことなど、よくあります。
声帯を観察してみることを是非おすすめします。ただしやや喉っぽい声になってきたら、視点をすぐに切り替えてください。
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