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調号で何調か判断をする方法~音楽について 23

 楽典の基礎、調性判断です。何調か分かるという事がどういう意味を持つか、という問題はまたの機会にします。そしてご存じの方は飛ばして下さい。
 日本語では何調かの表現にイロハを使います。日本だけでしか使わないのでかえって不便な気もしますが、一般的に使われていますので、慣れるしかないですね。ドがハ、レがニ、ミがホ、ファがへ、ソがト、ラがイ、シがロです。らから始めてイロハニホヘトという順番です。このほかにドイツ語もよく使われますので、一度覚えておくと便利です。おそらくハ長調をド長調のように表現されていたら、もっと簡単なのでしょうね。

 次に調号(ト音記号の直後に書かれている♯や♭)は順番が決まっています。フラットはシミラレソドファの順、(シミを覚えておくとその後は一つずつ下の音に付けていきます)シャープはファドソレラミシの順(ファドを覚えておくとその後は1つずつ上の音に付けていきます。

 ややこしいですね。やっと何調かの見分け方です。一番右に付いているフラット、シャープの音を見ます。そしてフラットはファに、シャープはシに読み替えてドの位置を探します。
 フラット1つの場合はシに付きますので、これをファと読み替えてドの位置を探すと固定読みしたファの位置にたどり着きます。これが長調の時の主音になりますつまりファの長調、ヘ長調というわけです。フラット2つの時は最後のフラットはミですので、ここをファに読み替えると、ドの位置はシのフラットになります。つまり長調だと変ロ長調です。(フラットが付くと変、シャープが付くと嬰を付けます)
 シャープ1つの場合はファに付きますので、これをシと読み替えるとドの位置はソになりますので、長調の場合はソの長調、つまりト長調です。
 短調の場合はラの位置をみつけて、フラット1つの場合はレの音つまりニ短調。シャープ1つの場合はミの音、つまりホ短調という事です。
 ややこしいですがこれですべて判定できます。

 最後に長調か短調かの区別ですが、最初の和音が主和音のことが多いので、ドの位置をみつけたときにドミソの和音から始まっていれば長調、ラドミの和音から始まっていれば短調、主和音から始まっていない場合は最後の和音を見てみます。さらにそれでもよく分からないときは、ドの位置を探したときのソに当たる音に頻繁にシャープが付いているようだと短調です。
 長調短調の区別が難しい曲もたまにあります。あまり気にせず、長調だとイ長調、短調だと嬰ヘ短調と思えるだけで充分です。もしかすると、わざと長調と短調の両面を匂わせる作品なのかもしれません。そうであれば分類するよりも、両方の性質だと分かることの方がより音楽的です。

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