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イタリア歌曲集を使って調判定~音楽について 33

調判定の実践

 以前調号で何調か判断する方法について書きました。今回は全音のイタリア歌曲集中声用の楽譜を使って、実際に調判定をしてみます。少し整理しますが、調号の一番右の♯や♭に注目し、シャープはシと、フラットはファと読み替え、長調ならドの位置、短調ならラの位置を見つけるといった感じです。ではやってみましょう。

Amarilli

 1曲目のAmarilliから見てみます。♭2つの曲です。一番右のフラットがミ♭なのでこれをファと読み替え(ド)、(ラ)の位置を探すとシ♭が(ド)、ソが(ラ)になりますので、シ♭の長調(変ロ長調、Bdur)かソの短調(ト短調、gmoll)になります。後は長調か短調かの判断です。最初の和音がソシ♭レですし、ファのシャープが頻繁に出てきますので、結論ト短調(gmoll)と言うことになります。

Star vicino

 シャープの曲も見てみます。4曲目のStar vicino、シャープ4つの曲です。一番右のシャープがソ♯なのでこれをシと読み替えてラの音が(ド)、ファ♯が(ラ)になりますので、ラの長調(イ長調、Adur)かファ♯の短調(嬰ヘ短調、fismoll)のどちらかになります。最初の和音がラド♯ミなのと、ミ♯が見当たらないことからイ長調(Adur)になります。

Laasciatemi morire

 2曲目のLasciatemi morireを見てみます。一番右のフラットがレ♭なのでこれをファと読み替えてラ♭が(ド)、ファが(ラ)になりますので、ラ♭の長調(変イ長調、Asdur)かファの短調(ヘ短調、fmoll)のどちらかです。最初の和音がラ♭ドミ♭でもファラ♭ドでもありませんので、最後の和音を見てみます。実は最初の和音は主和音でないこともよくありますので、最後の和音の方がよりたしかです。最後はファラ♭ドの和音なのと、ミ♮が良く出てきますので、ヘ短調(fmoll)と言うことになります。

 調性がわかったからと言ってそれだけで音楽が分かるといったものでは無いですが、ここから始まる世界もありますので、挑戦してみてください。

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