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拍子記号~音楽について 32

 楽譜は最初にト音記号やヘ音記号のような音部記号を書き、次に調号♯や♭を書きその後4/4、3/4等のような拍子記号を書きます。今回はその拍子記号の話です。

 分数の形で書きますが、分数は一度忘れましょう。下の数字は2は2分音符、4は4分音符、8は8分音符といったように音符の種類を表します。なので、3とか5のような音符記号のないものは使いません。16や32も少ないですが、あり得ます。

 上の数字は1小節に入る音符の数を表します。3/4だと4分音符が1小節に3個入る、4/4だと4分音符が1小節に4個入るという事です。ここまでは初歩の楽典の内容で、一応小学校の音楽の時間に習っているはずのものです。今回はその先を考えてみます。

 まずは上の数字だけ、さらに2と3の場合だけ考えます。いわゆる2拍子と3拍子です。拍子はアクセントの出てくるペースで決まります。2拍子は|強弱|強弱|のように交互にアクセント、3拍子は|強弱弱|強弱弱|のようにアクセントの後2回の弱拍があってまたアクセントの形です。そしてすべての拍子はこの2と3拍子の組み合わせから出来ます。4拍子は2拍子2つ。6拍子は3拍子2つで、2拍子3つにはなりません。例えば6/4拍子を3,3ではなく2,2,2と捉えたい時には3/2拍子の表記にします。わかりにくいかもしれませんが、6拍子は3拍子2つだし、9拍子は3拍子3つでしか使いません。

 それで、拍子が決まると1小節の中の音符の数が決まるだけではなく、曲の性質が決まっていくことになります。アクセントごとにテンポを感じやすいですので、同じテンポなら2拍子より3拍子の方が速くなり、動きのある軽やかな音楽になりやすいです。この感覚があるために、3拍子でぐっと遅い曲の場合とても遅く深刻な緊張感を持ち続けた音楽になることもあります。

 拍子は数だけのことではなく、性格も表すという話でした。

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