音階は調号のないもので考えると、
ドから始まる長調とラから始まる短調の2種類だけが残りました。
かつて使われていた、レから始まるドリア旋法、ミから始まるフリギア旋法、ファから始まるリディア旋法など、
現代でも少し違った色合いを出したいときに使われますが、
全曲これらの旋法で作曲されることはほぼ無く、
基本的には長調か短調で、ある部分のみ採用されています。
当然のように音楽には長調と短調の2種類があると習ってきましたが、
そこに至るまでは色々な試行錯誤があったわけです。

長調は、転調や、他の調性の和音を一瞬使う時(借用和音)以外は、
臨時記号無しで作曲できます。
ただし、短調は主音(調号の無いイ短調だとラの音)に向かう導音(ソ)が主音(ラ)と長2度の関係になってしまい、
解決の感じが薄れてしまうので、ほとんど半音上げてソ♯に変えられ、
さらにファの音とソ♯に増2度の音程ができてしまうのでファも♯が付けられて、
ややいびつな形になることで存在しています。
長調だけだと、音楽の変化に乏しくなってしまうので、
短調を実用に耐えられるように、臨時記号を使いながら、
なんとか長調のように自由に作曲できるよう工夫してきました。

結局長調と、短調が歪ながら残った理由の一つに、導音の存在が考えられます。
長調の場合はシの音、半音上がることによって主音のドにたどり着くために、
音楽がたどり着いた感じ、解決した感じが強くなります。
短調も先ほど書いたようにソ♯がラにたどり着くと解決した感じが強くなります。
日常にも様々な音がありますが、これらがそのままでは音楽にならない一番大きな理由は、
解決が無いところではないかと思います。
解決がないと永遠と音は続き、どこにも行こうとせず、
移り変わる意思のようなものも生まれてこない。
音階はなくても日常の雑音に解決された感じや、
移り変わろうとする意思などがあれば、音楽になるのかもしれません。
調性には性格がある?~絶対的な音の高さから来る性格ではなく、相対的なもの

少しややこしくなって申し訳ありません。
転調の話を書こうと思ったのですが、まずは音階の話にしました。
導音主音の関係だけではなく、4度上行や5度下降も解決を感じさせます。
文章の点丸のような感じです。
解決があればまとまりが感じられます。
まとまりが感じられれば、前のまとまりと次のまとまりの比較ができます。
それらが繰り返しのように感じられたり、少し変化するように感じられたり、
大きな変化に感じられたりと、音楽は生きていきます。
まとまりができることが音楽を発展させた、
大きな一つの要素であることは間違いがないでしょう。
久米音楽工房では、
川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。
田園都市線宮崎台駅
(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。
高い声が出ない、声量がない、
歌っていると苦しくなる、
音揺れがひどい等、発声でお困りの方。
もっと音楽を知りたい、楽しみたい、
色々な歌を歌ってみたい方。
初心者、経験のある方、
専門的な勉強をしたい方。
無料の体験レッスンも行っていますので、
下記のフォームよりお気軽にご連絡ください。
声楽、発声のレッスンの詳細です。
レッスンの様子を少し書いています。
たくさんの記事を書いてきましたので、
呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。
全記事一覧もこちらから。
レッスンのお申し込みはこちらから。
カテゴリー一覧
久米音楽工房|声楽・発声・ピアノの個人レッスン(川崎) 
