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声の目標~声の診断 1

自分にとってふさわしい発声

 発声について何が正しいのかの判断はとても難しいように思います。誰もが良いという練習方法でも、自分でやってみると全く効果が無かったり、もしくは逆に歌いにくくなったりすることもあるし、さらに、そのようなときにさらにその練習を続けた方が良いのか、変えた方が良いのかも迷うところだと思います。

すぐになじむ練習と時間がかかる練習

 レッスンの中でも、一時的に窮屈な感じがするけれども頑張っていただきたい練習と、すぐにどんどん歌いやすくなる練習と両方あります。今の瞬間が歌いやすいかどうかだけで判断すると間違ってしまうこともあります。なかなか難しいですね。この判断が一番難しいともいえるかもしれません。

すぐにはしっくりこない練習

 声を作る作業はバランスの悪いところを修正する事が一番多いです。そこでバランスの修正が出来ると歌いやすくなることが多いのですが、普段使っていなかった、もしくは非常にわずかしか使っていなかった筋肉を使う必要があることもあります。そうすると筋力が足りなかったり、自由に動かなかったりして最初は非常に難しい、もしくは窮屈な感じがすることもあるというわけです。
 ただし、ある程度練習が進んでくると確実に歌いやすくなっていきますので、歌いやすいかどうかは大切な判断材料になります。

舌が堅くなることについて~声の診断16

音の心地よさ

 声の善し悪しの判断の一つは、ここまで書いてきたように自分にとって心地良いかどうかだと思います。また他人の声が良いのかどうかも、その音の心地よさは大きな判断基準になります。
 それ以外に、1)広い音域が出せるかどうか、またスムーズに音程を変化させられるかどうか、2)次にその音を長く伸ばしたときに楽に伸ばせるか、また、ある程度長く伸ばせるかどうか。3)さらに強弱を容易に変化させられ、さらにある程度の大きな声になるかどうか
 これらは重要な判断基準になります。

自分の声でも他人の声でも良いのですが、その声は音程や音量を自在に変えられる声なのか。また、その声で長く歌える声なのかを想像すると、声の良し悪しが見えてきます。

邪魔する先入観

 少なからず誰でも理想だと思う声に先入観を持っているものです。それが判断をゆがめてしまうことが多々ありますので、その先入観から完全に自由になることは難しいですが、ここに書いた、いくつかの項目を判断基準にしてみていくと、あまり間違わなく判断できるかもしれません。

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