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声楽家はカラオケは上手くない?

 カラオケを最初に見かけたのはボーリング場でした。高校生の頃友達とボーリングにいったときに、一人しか入れない電話ボックスのような箱がありました。その中に入って熱唱している人がいて、衝撃的だったのですが、さすがにここでは歌えないと思って見ていたことを覚えています。

発声

 そのあと数年経つとどんどんカラオケは流行ってきて、街のあちこちで見かけるようになってきました。違和感よりも歌いたいという欲求が勝ったのでしょう。声楽を勉強している方も、練習がうまくいかず大変な時もあるでしょうが、歌いたいと思う気持ちをいつも新鮮に感じられると良いですね。

発声

 さて声楽家がカラオケを歌うとどうなるでしょうか?ほとんどの場合とても上手く歌います。ただよほど好きな人でなければ、日頃長時間クラッシックを中心に歌っていますので、はやりのポップスは知らないことも多いですね。画面に歌詞だけではなく、楽譜も出てくれば色々歌えるのでしょうが、勉強しなければならない曲をたくさん抱えていますので、知っている曲を探すのが難しいです。しかしながらよく知っている曲を歌うと、素晴らしかったりします。

発声

 ポップスでとても不思議に思うことがあって、男性の歌は声の高いものばかり、女性のものは低いものばかりが目立ちます。バスの声の人はポップス界では生きていけないのでしょうか?しかし特に女性があの人の声いいなという場合は、低い声の場合が多く、低い声の人は俳優、高い声の人は歌手といったすみ分けがあるようにも感じられます。

発声

 女性の場合は胸声をクラッシックよりも5度以上高いところまで引き上げて歌われますので、ほとんどの音域を胸声区で歌っているような感じになります。その関係でどうしても全体が低くなります。胸声が苦手なソプラノの声楽家にはカラオケは難しくなります。会話は胸声区で行われますので、それに近い声で歌おうとするとどうしても胸声区が広くなっていくわけです。
 ミュージカルにもこの傾向はあります。ソプラノの声を想定している役柄でも、長々と低い声で歌い、しかし、そのうちにしっかりと頭声区にも入っていきますので、音域は必然と広くなっていきます。
 時代が変わった時にバスで歌うアイドル歌手が出てきたりするのでしょうか?それも面白いように思いますが。

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