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発声の情報を見分ける

 私の音楽経験は管楽器の演奏から始まりました。吹奏楽部に入り、ユーフォニアムを演奏していたのですが、これは吹奏楽に詳しい人でないと知らない人も多いと思います。そのような楽器でしたので、中高生の時にはプロのユーフォニアム奏者の演奏を生で聴いた経験は一度もありませんでした。さらにレコードも全くなく、本当のユーフォニアムの音はどんなものだろうといつも考えていました。さて今はどうかというと、生の演奏は特に地方の人などは接することはあまりないかもしれませんが、CDも出ているし、YouTubeでもたくさん聞くことが出来ます。とてもうらやましいことです。情報がなくて困るということがだんだん少なくなってきたように思います。しかし今度は別の問題が出てきます。たくさんの情報の中で、何が正しいのかとか、自分には何が必要なのかとか、どのように扱ったら良いのかなど、多すぎる雑多な情報の整理が次の問題として出てきます。昔に比べれば贅沢な問題ですが、それでも音楽に限らず、現代ではこれらの情報をどのように考えていくのかが大きな課題になっています。

 さて発声に関しても今はたくさんの情報をあちこちで手に入れることが出来ます。本もたくさんあるし、私のサイトのようにネットにもたくさんの情報があります。このたくさんの情報をどう整理するのかが大きな課題です。ここ数年のコロナに関してたくさんの情報が飛び交っていました。そこでよく言われたことにエビデンス(証拠)があります。そしてエビデンスとして考えられるものは、専門家の意見、公的機関の発表等がありましたが、しかしそれらにはずれがあり、果たして何が正しいのか色々な論争がなされていました。もっと時間がたったときにその答え合わせが出来るのだと思いますが、未だに分からないことがたくさんあります。そしてエビデンスとなるものとして、その分野で有名な機関や専門家ということになることが多いので、誰がより専門的なのかということになってしまって、その一つ一つの事象に目が行かなくなってしまうことに違和感を感じていました。

 ここでは誰の意見なのかということは全く考えずに、発声で正しいとされていること、間違っているとされていることなどをどのように考えていけば良いかを書いていこうと思います。今ある情報の中で、考えられることを理由とともに書いていこうと思っていますが、私が書いたことも間違っているかもしれないという不安は常にあります。しかしその考え方や過程を明記することで、違う情報が見つかったときに変更できる材料になるはずです。呼吸法、あたり、共鳴、脱力などなど今までも書いているものを、その考え方を中心にもう一度書いていこうと思います。

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