私がレッスンで良くやるデモンストレーションの一つです。お腹にぐっと力を入れます。やや強めに叩いても痛くないくらいの力です。そして叩きながら生徒さんと会話をします。「今、結構お腹に力を入れていますが、、普通の時と声が全く変わりません。つまりこの力は、発声には全く関係の無い力です。」

実際に試してみてください。腹筋に力を入れても声が影響を受けないことが分かります。そしてお腹から声を出してとか、お腹に力を入れてと言われたときに、真っ先に力を入れるところがこの声が変わらない力だということもよくあります。意味が無いだけでは無く、ある部分を硬直させると必要な呼吸筋の運動が妨げられたり、そうではなくても、体の一部に過度に力を入れてしまうと、他の部分にも力が入って硬直の連鎖が起こります。ですのでどんなにお腹に力を入れて歌いなさいと言われたとしても、声が変わらない部分の力を入れるべきでは無い事を知っている必要があります。

ではどうお腹に力を入れていけば良いのかということですが、これは簡単です。声が影響を受けるような力の入れ方をすると良いのです。びっくりしたときやつまずいた時に声が出ることがあります。お腹の真ん中が集まるような感じで力が入り,声が出ます。これがお腹に力を入れるときに重要な使い方になります。まずはこのビクッとしたときのお腹の感じ、そしてその時の喉の感じ、さらにはその時の声の感じをつかんで、この3つがひとかたまりになるようなお腹の使い方を見つけていきます。

このようなものですので、お腹を使って歌うことは決して難しい事ではありません。またとても強く力を入れなければならないわけでもありません。健康に生活できている人が普通に持っている筋肉で大抵のことは出来ます。ただし、大きなホールでオーケストラにも負けない声を出すためにはトレーニングも必要になります。
- お腹に力を入れていますが、正しいかどうか分かりません。
- お腹の使い方が正しいのか、そうではないのかの判断は割と簡単です。力を入れて声が影響を受けていれば取りあえず正しく、変わらなければ間違っています。次に影響を受けているのに歌いにくい場合です。正しくお腹が使えたときに声帯はいつもよりしっかりと閉じますが、声帯は短くなる方に引っ張られます。この時はお腹よりもまずは声帯を引き伸ばす力を強化していく必要があります。この2つのバランスが取れないと不自由な感じは続きます。
つまりお腹と声帯がコンタクトを取っているのであれば、お腹から視点を外して別の練習に切り替えていきましょう。
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