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ファルセット1~発声のしくみ 7

ファルセットは良いか悪いか

 ファルセットに関しては、色々と議論されてきました。とても重要だという意見と、危険だから使うべきではないという正反対の意見の対立があります。
 しかし優れた声楽家は共通して素晴らしいファルセットを持っていることは事実のようです。逆にファルセットを出せなくなった声は危険性をはらんでいます。このようなことからもファルセットはとても有効な練習になり得ると考えられます。

2種類のファルセット

 ファルセットには大きく分けて2つの違った出し方があります。女性はファルセットの状態がとても分かりにくいのですが、男性はわかりやすいので、是非試して下さい。五線の中のBまたはHの音から始めて1オクターブ上を出してまた戻るように声を出すと、ファルセットになりやすいと思います。この場合、ウの母音を使って喉仏が上がっていかない、もしくは少し下がって感じられるように出すことが出来ます。また反対に、アの母音を使うとわかりやすいのですが、喉仏が下顎の中に隠れそうなぐらいに急激に上がっていく出し方でもファルセットを出すことが出来ます。
 この2つのファルセットで良いファルセットは前者の出し方です。このとき声帯は薄く引き伸ばされています。胸声特有の声帯を内側に巻き込んで厚くする働きが働かないため、実音とファルセットの間には「ひっくり返る」ような急激な声の変化が起こります。このままで曲を歌うとある高さから常に違う発声になってしまうので、音楽的ではありません。また次回ファルセットの話を続けていきます。

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