以前は大人数の合唱団もたくさんあり、たくさんの人が合唱を通して音楽に触れていました。しかし、だんだんと少人数の合唱団が増え、さらにコロナ以降合唱から遠ざかっていた人たちの戻りの少ない合唱団は存続が難しくなり、残念なことですが、以前ほどの華やかさはなくなってきたようにも思います。ただ日本の音楽会にとって合唱団の役割はとても大きかったように思います。時代は波のように繰り返しが起こるものなので、またそのうちに賑やかな合唱界が戻ってくると思っています。そしてその時は以前より進化したものになっていることでしょう。
今実際に合唱に取り組んでいらっしゃる方に向かって少し書いてみます。合唱団で歌っているとパートごとによく指摘されることがあるように思います。何度も言われ続けますので、努力が足りないからだとか才能が無いのかもしれないとか考えてしまうことも多いかもしれません。真剣に取り組んでいる人ほど苦しく感じることもあるかもしれませんが、よく指摘されることは指摘される理由があり、集中したからといってすぐに解決できることではないことについて。
これらはすべてやや遠い目標になりますので、すぐに出来なければならないとは思わない方が良いです。しかし、数ヶ月後には少し変わっていると良いし、1年たったらもっとはっきりと変わっていると良いと思える目標になります。それから意識したららクリアできる目標でもなく、無意識のうちに問題が無くなっていることが本当の解決になります。指揮者からの毎回の指摘はこの遠い目標を忘れないようにの忠告だと思って、気にし続けるのがベストだと思います。
合唱団にとって音取りはとても大きな問題になります。音取りがスムーズに出来ると他の練習の時間は十分に取れますが、音取りに時間がかかると練習の大半を音取りに使わなくてはならなくなります。できるだけ短い時間で音取りをクリアしたいところですが、なかなか難しい事もあると思います。合唱独特の難しさもありますが、まずは一般的な音取りについて、耳コピではなくピアノやキーボーでを使おうという話。
耳コピに頼っていると何年たっても楽譜は近づいてくれません。ピアノを習い始めた子供でも数年で楽譜を読めるようになります。大人だともっと早くできるし、楽譜が近づいてきたときの風景は今までとはガラッと変わってきます。
次の段階です。音取りはまずは音程とリズムを楽譜から読み取る作業です。その中でリズムを徹底的に練習していきましょう。
音取りに関しては耳コピではなく、とにかく自分で鍵盤を叩いて確認する習慣を付けることが最も大切で、次にリズムに関して正確に早く分かるようにします。そしていよいよ最大の難関、音程を取っていきます。音程がとにかく大変なので、音程を何度でも再現できるように鍵盤を使う必要があるし、リズムに関しては何も考えないで良いような状態にします。
通常の音取りは前の音と次の音の音程差の記憶で進められます。
和音からの音取りです。
合唱ではヴィブラートは嫌われる傾向にあります。特に女性で音の揺れが目立ってきた人にとってはとても苦しいことになって、せっかく続けてきた合唱から残念ながら遠ざかってしまうということも多々あるようです。きれいなヴィブラートと不安定な音の揺れとは区別して考えた方が良いということと、揺れを止めようとして喉を固定しようとすると逆効果になってしまうことについて。
以前ヴィブラートについての記事を書くにあたり、ネットで合唱でのヴィブラートについて調べたときには合唱では何があってもヴィブラートはあってはならないといった内容ばかりが目について、極端すぎると思ったのですが、また今回同じように調べたところ、極端な意見は随分減ったように思います。ありすぎるのは良くないが、禁止ではなく、良いヴィブラートを目指した方が良いという意見が多数でした。時代はこのように変わっていくものです。今の流行に惑わされず、本当に大切なものを考えていくことが必要だと思います。
随時加筆していきます。
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