バスのパートはテノールのような発声の大変さはあまりありません。
もちろん良いバスになるのは容易なことではないですが、
目の前にある音を歌うということに関してはそう難しくないと思います。
アルトもそうですが、とても良いバスのいる合唱はなかなか魅力的ですね。
さてバスは合唱の練習で遅くなるとかリズムが悪いと指摘されることが多いように思います。
テノールが速くなってバスが遅くなるとアンサンブルは壊れてしまいます。
バスが遅くなる理由は正確には分かりませんが、
ヴァイオリンとコントラバスを比較したときに、
ヴァイオリンは音の立ち上がりがはっきりするので、
遅く聞こえることはありませんが、
コントラバスは音の立ち上がりがやや明確ではなく、少し遅れて聞こえやすいように思います。
現実オーケストラではコントラバスが遅れるといった指示は結構多いようです。
つまり低い音は立ち上がりが遅く聞こえるということだと思います。
コロラトゥーラという言葉があり、
本来は速いパッセージを演奏することを指しますが、
今ではソプラノでとても高い声を出す人をコロラトゥーラ(ソプラノ)と呼んでいます。
本来の意味からするとコロラトゥーラバスがいても良いのですが、聞いたことがありません。
実際にロッシーニ等のオペラでバリトンが速いパッセージを歌うことがありますが、
結構苦労しているように感じられます。
中にはやや遅れてしまっている演奏も数多く見られます。
結局高い声の方が速いパッセージは歌いやすく、低い声は歌いにくいのだと思います。
ただ申し訳ありませんが、その理由はよく分かりません。
バスは正しく歌おうとしてもやや遅れて聞こえてしまうものだと自覚しましょう。
そうすると解決策は簡単で、常にほんの少し早めに歌おうとすることです。
慣れないと難しいですが、まずはフレーズの始まりだけほんの少し早くを気にしながら歌ってみることだと思います。
どのくらい早く歌えば良いかは自分では判断は難しいので、
これは指揮者に丸投げしても良いかと思います。
自分で正しいと思うタイミングとは違うタイミングで歌うわけですから、
それが良いのかどうかは自分で判断は難しくなりますので、他人に判断を委ねた方が良いです。
そのうちにどのくらい早めに歌った方が良いか分かるようになりますので、その後は慣れていくと思います。
それから音取りがあやふやだとどうしても少し遅めに歌ってしまいますので、
自信を持って歌えるような音取りも大事なところです。
- バスのパートがみんな遅めに歌うので、
自分だけ早めに出ることに抵抗があります。 - そうですよね。よく分かります。
まずは長い子音の単語から始まるところで、子音だけ早めに発音してみるのはいかがでしょうか?
付いてきてくれる人もいそうな気がしますが。
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