よく「音色の変化」という言葉を聞きますよね。
私達は哀しい音、幸福な響き、重い軽い、など様々な音色を感じています。少し前まではピアノ演奏において音色の変化というのは有りえない、全て音量の違いであって、音色が変化するというのはピアノ弾きの思い込みだ、というのが科学者の見解でした。
今や科学的にも音色の変化は証明されています!
こういう音を出したいと思って色々な工夫をして出す事により、楽器内に微妙な揺れが生じ、それが多彩な音色に繋がっていくそうです。科学的に証明されたのはハンマーのスティックの揺れによる影響ですが、楽器全体の振動も大いに響板に作用し変化を生んでいる事でしょう。
無限の可能性を持って様々な音色を探索していきたいものですね。どうしても変化が付きにくい場合は、もしかしたらピアノの調整に問題があるかもしれません。調律師さんに相談してみましょう。
具体的な事はまた続きで。
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