ピアノの教材と言えば今でも一番メジャーな物がバイエルでしょうか?私は基本的にバイエルは使いません。ご希望があれば使おうと思っているのですが、皆さん説明を聞くと、バイエルへのこだわりがなくなるようです。
では何故バイエルを使わないかと言えば、最初かなりのページをト音記号のみで進み、しばらくしてからヘ音記号が出てくるため、どうしてもへ音記号読みになじみにくいからなんですね。
今は最初からト音記号とヘ音記号が一緒に出てくる教材が増えてきました。今やそれが定番と言っても良いでしょう。最初から両方を読む癖を付けていく方が早くピアノの楽譜に慣れることが出来ます。
では何故今もバイエルが有名なのか?諸説有りますが、日本が西洋音楽に取り組み始めた頃クラシック音楽と言えばドイツだとする意識が高く、そこで生まれた教材が日本人の几帳面な気質にも合い、ピアノと言えばバイエルだという圧倒的な存在になったと思われます。
でもバイエルピアノ教本を作ったバイエルさんは有名なショパンやシューマンなどより数年前に生まれていて、教材は今からなんと160年以上前に作られた物なのです!
バイエルを使うのも良し。でも今やもっと色々な物があるので、新しいものもどんどん取り入れていきたいと思っています。
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