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歌心があるとか、無いとか言われることがあります。はっきりと定義できる言葉ではないので、あまりこだわることもないのですが、便利なのでよく使われます。とても優れた演奏に対して歌心がある、無いと言われることはありません。まだあまり経験の無い人に対しての言葉です。
具体的にどのようなことを指すかというのは割とはっきりしています。例えばフレーズの始まりが始まりとして聞こえるし、ピークがピークに聞こえる、また終わりが終わりに聞こえるというようなことです。
逆に歌心がない歌とはどんなものかと言うと、一番分かりやすいのが、ロボットがしゃべるような感じの歌です。ロボットのようにしゃべるとは強弱を付けず、音程も変えないしゃべり方になりますが、言葉は出ているのに全く表情がないしゃべり方です。音楽もさすがに音程やリズムは楽譜通りに変化しますが、強弱や色合いの変化、また緊張感の変化がない歌は歌心が無いと言われてしまいます。
音楽表現のスタートは始まりが始まりに聞こえるし、終わりが終わりに聞こえる、緊張感のある部分がそのように聞こえるし、穏やかな部分もそのように聞こえるといったことが大切になります。別段難しくはないのですが、声を出すことや音程をちゃんと歌うことなどにぎこちなさがあると、それどころでは無いということにもなります。歌心があるというのは基礎的な音楽表現が出来る余裕があることだし、さらにもう一つ、音楽を楽しんでいる印でもあります。
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