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頭頂の「あたり」~一番薄い声の出し方で、楽に高音を出すのに有効な練習

頭頂の「あたり」の特徴

レッスンの1例です。頭頂に感じられる「あたり」は、音の広がりや、高い音への移り変わりのスムーズさ等に影響があります。よく響くしっかりした音なのに、いつもまっすぐな響きばかりで、少し下がり気味だったり、余裕がなく聞こえたりという声を、頭頂のあたりを加えることにより改善するために手を動かしながら発声をします。

手を付けての練習

発声で手を使うのはとても便利です。もちろん本番では動かしませんが、練習の時には役に立ちます。この場合音の流れを手で表現しますが、口からまっすぐ前ではなく、耳の周りを回転するようにつけてもらいます。一度頭の上を通って前に行く感じです。反応の早い方はこれだけで声が変わってきます。生徒さんは手の動きにのみ集中してもらいますが、私は頭頂の音を聞きます。それでもうまくいかなければ、頭頂の音に特化した練習に切り替えます。そして頭頂の音に慣れたところで、通常の発声に戻し、それが無意識に生かされているかを確認していきます。このようなことを繰り返しながら、普通に歌ったときに最初の問題が無くなっていれば、この練習は終わりです。場合によっては生徒さんは頭頂の音など全く意識していないのに、クリアされていることになります。

声帯の閉鎖は弱くなる

「頭頂に音を感じて下さい。」と言わないのには理由があります。次のレッスンまで早くても1週間、遅いと2~3週間空いてしまいます。 本当に真面目に頭頂に常に音を感じるように練習をしたとすると、その弊害が出てきます。正しく練習できたとしても声帯の閉鎖の弱い状態が続いてしまい、息混じりの力の無い声になったりもします。

フースラーのアンザッツ(あたり)の発声での実践~アンザッツの利用方法

レッスン

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