発声でコントロールできるものは喉を開けることと(声帯を引き伸ばす)、
声帯を閉じることにつきます。
もちろん横隔膜の使い方や、外喉頭筋、
背筋や臀筋等など色々なものが発声には必要ですが、
それらすべてが声帯の運動に関与したときに初めて意味のあるものになりますし、
その時の声帯の動きは声帯の伸展と閉鎖しかありません。
声帯は2つの方法で閉鎖されます。
喉を開けてはよく言われますが、
喉を閉じてとはなかなか言われることがありません。
喉を閉じることは本当は一番大切なことです。
喉が閉じなかったら、声は全く出ませんので、
良い発声とか音楽的な表現とか以前の問題になります。
ではなぜ喉を閉じてとはいわれないのか。
レッスンでは基本的に声帯の伸展を崩さないようにしながら、
少しずつ閉鎖と強くしていきます。
数ヶ月たつと結構声が出てきたという方が多いです。
- しっかり声帯を閉じると重い声になりますか?
- 通常閉鎖を強くすると声帯は厚くなりやすいので、
重くなるのですが、
その時にそれに負けないように声帯を引き伸ばして行ければ、
軽いままで閉鎖の強い音を出せます。
ハイソプラノの人などはこのような声を目指していきます。
- 声が小さいのですが、閉鎖が弱いのでしょうか?
- 声量がないのは閉鎖が弱いということになります。
しかし原因は色々あって、本当に声帯筋が弱い。
横隔膜との連動が取れていない。
出せるのだけれども汚くなるような気がして、
無意識に出さなくしている。
一番多いのは最後の理由です。
汚くなっても良いから出そうとすると何かが変わるかもしれません。
- 強く声帯を閉じようとすると、
すぐに疲れてしまいます。 - 声帯を強く閉じると声帯の振動が強くなります。
その結果大きな声になるのですが、
強い振動に声帯が慣れていないとすぐに疲れてしまいます。
この状態に慣れていくのが1つです。
短い時間だけしっかり振動させて、
慣れてきたら徐々に時間を延ばしてください。
伸展筋が十分に働いている中で声帯を閉じることも大切です。
ただし良い発声をしていても、
振動に慣れていないとすぐ疲れます。
逆に振動に慣れていれば、
変な発声をしていてもあまり疲れなくなります。
レッスン
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