声帯は2本の筋肉で出来ていますが、
前側はつながっていて、
後ろ側は自在にくっつけたり離したり出来るようになっています。
この2本の声帯の間を声門と呼んでいます。
声を出すときにはこの声門を閉じる必要があります。
しかし、これは全く難しい事ではなく、
日常生活では意識することなく器用に動かしています。
この声門閉鎖に問題があると全く声は出ませんので、
発声において一番大切なものになります。
声帯の前側は常につながっていますので、
何もしません。
後は息を吸うときには開き、
声を出すときには閉じます。
声帯の後は披裂軟骨という「まが玉」のような形の骨につながっていて、
この骨が回転することによって声門閉鎖が行われます。
これが1つめの方法です。
一番後を閉じるだけですので、
このことによって音量が増したりはしません。
しかしこれがきれいにいかないと息漏れのような声になります。
声門閉鎖で一番重要なものです。
ゴムの端を両手で一つずつ持って真ん中をピンにかけV字型にします。
両手のゴムをくっつけたら声門閉鎖が出来た状態で、
両手を離したら、声帯が開いた状態になります。
確実に声門は閉鎖されますので、
息漏れにはなりませんが、
ゴムの中央は強く閉じていませんので、
大きな声にはなりません。
先ほどの披裂軟骨の閉鎖では声帯の真ん中が強くは閉鎖しません。
そこで声帯靱帯の外にしっかりついている声帯筋の収縮が出てきます。
これにより声帯は真ん中までしっかりと閉鎖され、
力強い声ができあがります。
しかし、この時声帯靱帯を短くなる方に引っ張ってしまうので、
声帯の伸展が弱い状態で声帯筋が強く働くと、
音程が下がりやすくなるし、
喉っぽい声になってしまいます。
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