自然の音と音楽とでは大きな違いがあります。
音楽の方が美しく、感動的だということもあるでしょうが、
自然の音でとても美しいものもあります。
1人公園のベンチに座って聞く葉擦れの音や、
川のせせらぎの音などとても美しいと感じることも多いかと思います。
しかし自然の音には拍子と調性がありません。
これが決定的に自然の音が音楽にならない理由だと思います。
逆に拍子と調性が必要なければ自然の音も十分に音楽です。
ここでは拍子について考えてみます。
拍子が成立するためには各小節の1拍目、
つまり小節線のあとに必ずアクセントが必要になります。
これが規則的に繰り返されることにより、
聴いている人は次のアクセントがいつなのかが予測できます。
アクセントが予測できるということは安心感につながります。
そしてこの安心感は心地よさにつながっていきます。
音楽は楽しいものだけではなく、悲しいものや苦しいものも表現しますが、
それでも拍子が繰り返されることにより、心地よさが感じられます。
悲しい音楽で心地良いとは何だろうと思われるかもしれませんが、
音楽でも演劇でも小説でも悲しいものを疑似体験していくことはとても心地良いことになります。
どのような内容であっても優れた演奏は心地良いものですので、
心地良いように拍子のアクセントを体験していってください。
拍子は決まったペースでアクセントが来ることが予想できて、
このことが心地良さにつながっていると書きましたが、
そんなにいつも1拍目にアクセントを付けて演奏するわけでは無いと思われるかもしれません。
この意見は正しいです。
楽典では1拍目はアクセントだと書きますが、
文字通りの強さのアクセントだけではありません。
ということで今度はアクセントとは何なのかを考えなければならなくなります。
例えば、始まりだったり、変化の起点だったり、到達点だったり、色々です。
しかし、拍子の安定している曲は知らない曲であってもどこが1拍目なのかが自然に分かるものです。
そして予想通りに1拍目が来ることが安心感になり、心地良さにつながっていきます。
このように拍子を再発見すること、
アクセントを再発見することなどがより音楽を理解するきっかけになっていくような気がします。
「拍子を感じて」と言われても、実際にはよく分からない。
その結果、
- リズムが不安定になる
- フレーズが流れてしまう
- 伴奏と合わない
- 歌が単調になる
ということも少なくありません。
久米音楽工房では、単に拍を数えるだけではなく、
- どこに重心を感じるか
- 音楽がどこへ向かうか
- 身体とリズムがどう結びつくか
を実際に確認しながらレッスンを行っています。
「リズム感がないと思っていたけれど、
原因が別のところにあった」という方も多くいらっしゃいます。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
- 演奏で拍子に関して大切なことはありますか?
- 常に1拍目を感じることからスタートです。
アクセントとよく言われますが、感じることが何よりも大切です。
- その他に大切なことはありますか?
- 1拍目に向かう動きです。
1拍目を予測できる演奏であれば、1拍目は強くても弱くても大丈夫です。
こうなると表現のレパートリーが増えてきます。
久米音楽工房では、
川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。
田園都市線宮崎台駅
(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。
高い声が出ない、声量がない、
歌っていると苦しくなる、
音揺れがひどい等、発声でお困りの方。
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