ソプラノ、アルト、テノール、バスのような声の違いを声種といいます。
通常ソプラノとアルトの間にメゾソプラノ、テノールとバスの間にバリトンを加えますし、
さらに細かい分類をすることもあります。
練習を重ねていくと声種は決まっていき、
プロの歌手になるとテノールの久米聖一です。
というように肩書きのようについて回ります。
声種は一旦決まるとずっとそのままでなければならないといったものでもないので、
稀に途中で変わることもあります。
ただし、プロの歌手で声種は決まっていないということはありません。
声種は最初からはっきりしている場合もありますが、
とても難しい事もあります。
高い声が出るからソプラノ、出ないからアルトといった決め方は良くありません。
基本的な考え方としてはやや高い方が歌いやすければソプラノ、
それよりも少し低い方が歌いやすければアルト、
つまり一番自然に出せる中心音の高さで声種を決めるということになります。
ただ歌い慣れていない人の中心音はしゃべるときの音の高さになりますので、
とても低くなります。
ですので、ある程度トレーニングした後で中心音を探し、声種を決めるということになります。
本来ならばそれまでは声種を決めなくても何の問題もありません。
楽譜は中声用で歌えればそれで良いし、中声用では高くて歌いにくければ低声用から始めれば良く、
低声用で始めた人が最終的にソプラノやテノールになっても問題ありません。
声種の決定は難しく、急ぐ必要は無いということを書きましたが、
合唱団に入ったらその日のうちに声種を決めなければなりません。
本当はとてもやっかいなことですが、決まらない限り一緒に歌うことは出来ません。
ですので便宜上高い音が出せたらソプラノやテノール、
出なければアルトやバスといったことになりますが、最初はこれで良いと思います。
ただしその後が問題で、本来はソプラノなのに高い音がまだ出なかったためにアルトで歌っているとします。
そうすると中心音が低いままで歌い続けるし、
高い音を出す機会が少なくとも曲の練習では全くありません。
結果ソプラノになるチャンスが無いまま長く歌い続けることになってしまいます。
本来の声種で無くても歌っていければ良いようにも思えそうですが、そうでもありません。
プロのとても有名なソプラノ歌手が低い声が出たからといってアルトとして練習をしていたとしたら、
おそらくほとんどの人がプロにはなれずに終わっていたと思います。
本当にふさわしい声でなければ上達の限界が来てしまうことになります。
逆に最終的にソプラノになるだろう人であってもまだ高い音は難しく、
中間域も不安定なときに高い音の練習ばかりやるのもよくありません。
まずは安定した中間域を作り、それが壊れない範囲で少しずつ高音への挑戦をすべきです。
とにかく正しい声種に向かっての練習は難しので、
出来ることならば信頼の置ける先生の元で近い目標と遠い目標をはっきり持ち少しずつ進めていく必要があります。
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