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良くない発声をしたからといって必ずしも喉を痛めてしまうわけでも無い事について

【まとめ】発声の常識を考える
発声の常識に関するまとめ記事を作ってみました。
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悪い発声とは何か?

良い発声だと思う歌手はたくさんの人が思い浮かぶのではないかと思います。

逆に悪い発声と言われたときに思い浮かぶ声はどんな声でしょうか?

西洋発声から言うとお坊さんのお経も良い声とはされない声ですが、

とても心地良い声だし、決して悪い発声ではないと思います。

それに対してアメ横の魚屋さんの声は想像できるでしょうか?

アメ横の通りを歩いていると時々ダミ声が聞こえてきます。

20代の頃に行ったのが最後ですので、今でもあの声が聞かれるかどうかは分かりませんが、

とにかく特徴のある声でびっくりします。

魚屋さんでしか聞いたことがないのですが、なぜなのかはよく分かりません。

聞いたことの無い人には分からないと思いますが、ダミ声と言われる声です。

とても良い声とは言えない声です。

ダミ声でも遠くまで届く

声は遠くまでよく飛ぶ方が良い。

そしてそのためには良い発声をしなければならない。

といわれたりしますが、あのダミ声は実に遠くまで届いて聞こえます。

あの声が素敵だと思って近づくことはないと思いますが、

何事だと思って近づくことはあると思いますし、

とりわけ耳に残りますので、いやでも聞いてしまうところがあります。

そしてまさしくそれが狙いであのダミ声を作っているのだと思います。

声帯の状態としては伸展筋があまり働いていませんが、とても強く閉鎖されています。

その証拠にあの声のまま少し高い声を出そうとしても不可能です。

ちなみにお坊さんの声は高い音を出すことが出来ます。

声帯のふれ合っている面積が広い状態で、声帯がしっかり伸ばされています。

そのためお経の中で歌に近い部分もちゃんと声を出すことが出来ます。

一方あのダミ声は遠くまでよく響くだけでは無く、

朝から夕方まで出し続けても声がかれたり、

出なくなったりせず出し続けられています。

もちろん無茶な発声ですので、声が出なくなることも何度も経験されてきたのかもしれません。

しかし、それでも出し続けられるということはすごいことです。

良い発声は声帯を痛めることは無いのか?

もちろんここでダミ声を推奨するつもりはありませんが、

良い声は喉を痛めないが、悪い発声をすると喉を痛めてしまうというのは、

必ずしも正しくないことが分かります。

そして良い発声で無いと遠くまで声が届かないというのも正しくありません。

特に今回注目したいのは、喉を痛めるのは悪い発声だったからだけではないということです。

確率で考えると当然良い発声よりも、悪い発声の方が喉を痛める可能性は高いのですが、

悪い発声でも必ず喉を痛めるというわけでも無く、

逆に良い発声をしていれば全く喉を痛めることは無いというわけでも無い、

ということは大切なことです。

喉が疲れてきたり、少しかすれてきたりすると発声が悪いからだと考えてしまいますが、

それほど悪い発声で無くても声がかすれてくることはあります。

良い発声と悪い発声での声帯の振動の違い

汚い声になるとよく「もっと喉を開けなさい」と言われますが、

これは声帯をしっかりと引き伸ばしなさいという意味です。

声帯は声を出している間高速でぶつかり続け、その結果声を作り出すことが出来ます。

これ自体は良い発声でも悪い発声でも同じです。

声帯をしっかりと引き伸ばしているときとそうでないときとでの声帯の振動は、

規則的に波打つように声帯がぶつかるのと、不規則にバタバタとぶつかる違いがあります。

声帯が高速でぶつかり続けることに違いはありませんので、

良い発声でも喉は疲労するし、傷ついて結節等が出来ることもあります。

声帯が良く伸ばされて規則的にきれいにぶつかる方が良いのですが、

それでもその状態に慣れていく時間が必要になります。

喉を痛めてしまいました。発声が悪いのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。良い発声をしていても喉を痛めることはあります。そして喉の強さも個人差が大きいですので、今の自分の限界を知ることが大切です。喉がヒリヒリしてきたり、音のなめらかさがなくなってきたり等、喉を痛める予兆があるはずですので、それをキャッチして無理をしないことです。
レッスン

久米音楽工房では、

川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。

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(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

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