久米音楽工房|声楽・発声・ピアノの個人レッスン(川崎)https://liederabend.net/wp声楽、発声(久米聖一)、ピアノ(武田正子)のレッスン 神奈川県川崎市Fri, 17 Jul 2026 07:33:41 +0000jahourly1https://liederabend.net/wp/wp-content/uploads/2026/04/cropped-dd32f44b91a8b5fc8a9156574dedf280-32x32.png久米音楽工房|声楽・発声・ピアノの個人レッスン(川崎)https://liederabend.net/wp3232 【まとめ】声区、チェンジ(パッサージョ)https://liederabend.net/wp/%e3%80%90%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e3%80%91%e5%a3%b0%e5%8c%ba%e3%80%81%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%b8%ef%bc%88%e3%83%91%e3%83%83%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%a7%ef%bc%89/Fri, 12 Jun 2026 13:55:17 +0000https://liederabend.net/wp/?p=15253

高い声と低い声を出すときとでは声の出し方が違います。 そして高い方を頭声、低い方を胸声と呼んでいます。 これが声区ですので別に難しいものではありません。 高い声の出し方のまま低い声を出そうとすると音量が出ないし、 低い声 ... ]]>

声区とは

高い声と低い声を出すときとでは声の出し方が違います。

そして高い方を頭声、低い方を胸声と呼んでいます。

これが声区ですので別に難しいものではありません。

高い声の出し方のまま低い声を出そうとすると音量が出ないし、

低い声の出し方のまま高い声を出そうとするととても無理をします。

ですので、ほとんどの人が意図することなく声区を行き来しています。

まずは頭声、胸声を出すときの声帯の違いを書いています。

音程の変化の方法

音程を変える方法(しくみ)についてです。

声区の数

声区をいくつに分けるかについては色々な説があります。

2声区、3声区、5声区、もっとたくさんなど。

どれが正解ということもないのですが、

その中で3声区で考えるのが一般的です。

下から、胸声区、中声区、頭声区です。

個人差がありますが、五線の中が中声区で、

それよりも低いと胸声区、

五線より高いと頭声区といった感じです。

声区の変わり目

声区の変わり目を英語でチェンジ、

イタリア語でパッサージョと呼んでいます。

全く同じものです。

ギターの糸巻きを締めたり緩めたりが、

声帯の張力の変化です。

わりと細かく調整できます。

それに対して声区の変わり目では、

声帯のふれ合っている面積を変えます。

ギターに例えると、弦の交換のようなものです。

先ほどの張力の変化よりも細かい調整が難しいところです。

ですのでチェンジのところで音が不安定になったり、

なめらかに音がつながらなかったりします。

次はチェンジの位置について。

チェンジの攻略法

チェンジでスムーズに変化させられるのであれば、

全く考える必要はありません。

しかし、チェンジのところで音質が悪くなったり、

音程が定まりにくくなったり、

小さくしか出せなかったりなど問題があることがあります。

その時にはそれを解決しなくてはなりません。

このことについてどこかに書いたと思っていたのですが、

記事が見当たりませんので、

そのうちに新しい記事を書きます。

取りあえず概要だけ。

胸声の高めの音で少しずつ声帯の面積を小さくしていき、

中声の状態に近づけていきます。

逆も同じで、中声の低めのところで、

声帯を少しずつ厚くしていき、

胸声に近づけていきます。

声の用語

ソプラノ、アルトのような声の高さについての用語もありますが、

声の厚さなども加えるとさらに声の分類は多くなりますので、

少しまとめてみました。

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高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

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もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

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声楽、発声のレッスンの詳細です。

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呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

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Tutti Concert2026https://liederabend.net/wp/tutti-concert2026/Fri, 12 Jun 2026 11:04:03 +0000https://liederabend.net/wp/?p=15248

溝の口の糀ホールにて6月21日(日)に武田正子、西原のぞみ門下生のピアノ演奏会を開催いたします。 入場無料です。 ぜひお気軽にお出かけください。 開場13:30 開演14:00 糀ホールへのアクセスはこちらをご参照くださ ... ]]>

溝の口の糀ホールにて6月21日(日)に武田正子、西原のぞみ門下生のピアノ演奏会を開催いたします。

入場無料です。

ぜひお気軽にお出かけください。

開場13:30 開演14:00

糀ホールへのアクセスはこちらをご参照ください。

糀ホール

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声帯の閉鎖は2つの方法https://liederabend.net/wp/%e5%a3%b0%e5%b8%af%e3%81%ae%e9%96%89%e9%8e%96%e3%81%af2%e3%81%a4%e3%81%ae%e6%96%b9%e6%b3%95/Thu, 11 Jun 2026 11:04:11 +0000https://liederabend.net/wp/?p=15215

声帯は2本の筋肉で出来ていますが、 前側はつながっていて、 後ろ側は自在にくっつけたり離したり出来るようになっています。 この2本の声帯の間を声門と呼んでいます。 声を出すときにはこの声門を閉じる必要があります。 しかし ... ]]>

発声で一番大切なのは声門閉鎖

声帯は2本の筋肉で出来ていますが、

前側はつながっていて、

後ろ側は自在にくっつけたり離したり出来るようになっています。

この2本の声帯の間を声門と呼んでいます。

声を出すときにはこの声門を閉じる必要があります。

しかし、これは全く難しい事ではなく、

日常生活では意識することなく器用に動かしています。

この声門閉鎖に問題があると全く声は出ませんので、

発声において一番大切なものになります。

声門閉鎖は二種類の違った方法で行われる

1 披裂軟骨の回転

声帯の前側は常につながっていますので、

何もしません。

後は息を吸うときには開き

声を出すときには閉じます。

声帯の後は披裂軟骨という「まが玉」のような形の骨につながっていて、

この骨が回転することによって声門閉鎖が行われます。

これが1つめの方法です。

一番後を閉じるだけですので、

このことによって音量が増したりはしません。

しかしこれがきれいにいかないと息漏れのような声になります。

声門閉鎖で一番重要なものです。

ゴムの端を両手で一つずつ持って真ん中をピンにかけV字型にします。

両手のゴムをくっつけたら声門閉鎖が出来た状態で、

両手を離したら、声帯が開いた状態になります。

確実に声門は閉鎖されますので、

息漏れにはなりませんが、

ゴムの中央は強く閉じていませんので、

大きな声にはなりません。

2 声帯筋

先ほどの披裂軟骨の閉鎖では声帯の真ん中が強くは閉鎖しません。

そこで声帯靱帯の外にしっかりついている声帯筋の収縮が出てきます。

これにより声帯は真ん中までしっかりと閉鎖され、

力強い声ができあがります。

しかし、この時声帯靱帯を短くなる方に引っ張ってしまうので、

声帯の伸展が弱い状態で声帯筋が強く働くと、

音程が下がりやすくなるし、

喉っぽい声になってしまいます。

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「声帯を引き伸ばす」ことをなぜ「喉を開く」と言うようになったのかhttps://liederabend.net/wp/%e3%80%8c%e5%a3%b0%e5%b8%af%e3%82%92%e5%bc%95%e3%81%8d%e4%bc%b8%e3%81%b0%e3%81%99%e3%80%8d%e3%81%93%e3%81%a8%e3%82%92%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%80%8c%e5%96%89%e3%82%92%e9%96%8b%e3%81%8f%e3%80%8d%e3%81%a8/Sat, 06 Jun 2026 12:36:53 +0000https://liederabend.net/wp/?p=15069

喉を開けてと言われるのはどんなときでしょうか? 高い音が苦しいとき、 音程が下がるとき、 音質が無理しているように聞こえるとき、 こんなところでしょうか。 このすべてが声帯がその音程を出すのに十分に引き伸ばされずに、 無 ... ]]>

喉を開けなければと思うときの声

喉を開けてと言われるのはどんなときでしょうか?

高い音が苦しいとき、

音程が下がるとき、

音質が無理しているように聞こえるとき、

こんなところでしょうか。

このすべてが声帯がその音程を出すのに十分に引き伸ばされずに、

無理して高い音を出そうとしているときの現象です。

ですので、声帯を引き伸ばすことを覚えるとたいてい解消されます。

なぜ喉を開くと言われるのか

まずは感覚的に窮屈に感じる声になるのだから、

どこかを開けるという発想は理解できます。

もう一つは声帯が十分に引き伸ばされると、

声帯の両端まで振動が起こります。

そうすると上はの方、

下は鎖骨の間に音の通り道を感じます。

声帯の端まで振動が感じられると音が端まで通っていく感じがします。

これを息の通り道だと感じてしまうので、

何かが開いた感じにつながるのです。

この勘違いをうまく利用して、

声楽のレッスンでは喉を開くという言葉が広がっていきました。

声帯が十分に引き伸ばされているかどうかの確認に

これらの通り道を感じられるかがとても有効なのですが、

通り道の範囲が広がることも開けるという言葉と相性が良いのだと思います。

声帯を引き伸ばすことを喉を開けると思っても上手くいく例

論理的に間違っていても上手くいくことが発声ではたくさんあります。

この場合、鼻の付近に音の通り道を感じたとして、

それを額の方まで引き上げて感じられるようにしてみます。

この時声帯が引き伸ばされるのですが、

上の方に空間が広がったようにも感じられます。

勘違いではありますが、

上手くいくのであれば、

これで十分です。

声帯を引き伸ばすことを喉を開けることだと思って上手くいかない例

次は上手くいかない例です。

先ほどのように音の通り道を少し広げようとしても上手くいかなかったときに、

文字通りどこか空間を広くしようとします。

声帯を閉じることと空間を広げようとすることが感覚的に対立をしますので、

声帯にやや隙間の多い声になっていきます。

そうするとたくさんの息が出てしまいますので、

吠えたような声になることもあり、

さらに声帯に過度に息が通ることによって乾燥も起こります。

声帯を強く閉じていないので、

喉に悪いはずはないと思い、

(本当は声帯の閉鎖が弱いと多量に息が出入りしますので、

声帯は乾燥します。

さらに乾燥がひどくなると声帯は傷ついていきます。)

それでもまだ空間を広げなければと思い込んでしまうと、

ますますこの状態が助長されることになります。

声帯の伸展だと正しく考えた場合

では正しく声帯を引き伸ばすことだと考えたときです。

正しく理解したからといって、

すぐにそれが出来るとも限りません。

しかし練習を続けていくとあるときに声帯の伸展と音程の変化が上手くいくときが来ます。

そうすると理論と音が一致しますので、

いつでも出来るようになります。

この再現性の高さが発声ではとても大切で、

いつでも出来るようになると何も考えなくても出来るようになり、

この練習はクリアできたという風になっていきます。


ある程度声帯を伸展させることや、

それと共に音程を上げていくことは、

レッスンでわりと簡単に実感できます。

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本当に空間を広げる必要はないのでしょうか?
空間を広げる必要があるのであれば、
横に広げるという話があっても良いのですが、
必ず縦方向に広げるようにいわれ、
声帯が伸びる方向と一致しています。
ですので空間を広げると思いながらも
結果的に声帯が引き伸ばされれば何の問題もありません。
ただ本当に空間をもっと広げなければと思ってしまうと、
声帯が閉じにくくなりますので、
効率の悪い声になります。
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脱力を言い過ぎることについて2https://liederabend.net/wp/%e8%84%b1%e5%8a%9b%e3%82%92%e8%a8%80%e3%81%84%e9%81%8e%e3%81%8e%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a62/Mon, 01 Jun 2026 07:04:25 +0000https://liederabend.net/wp/?p=15035

発声に限らず、様々な練習で脱力が大切だと言われることがあります。 しっかりと力を入れるということよりも、 はるかに多く聞かれるように思います。 発声で力を入れてと言われる代表はお腹ですね。 もっと喉に力を入れてというのは ... ]]>

力を入れる事よりも脱力を言われる事が多い

発声に限らず、様々な練習で脱力が大切だと言われることがあります。

しっかりと力を入れるということよりも、

はるかに多く聞かれるように思います。

発声で力を入れてと言われる代表はお腹ですね。

もっと喉に力を入れてというのはあまり見かけません。

しかし、大きな声が出ないとか、

高い音が歌えないとか発声の悩みは様々ですが、

これらは明らかに力不足です。

脱力したら途端に大きな声が出るとか、

今まで出なかった高い声が出るという事は考えられません。

それでも脱力があちこちで言われる理由を考えてみます。

脱力を主張する方が受け入れられる

例えば本屋にダイエットの本はたくさん並んでいますが、

体重を増やす本は見たことがありません。

こうなると十分に痩せている人でも、

もっとダイエットしなければと思って、

かえって体調を崩すことがあります。

脱力も多くの人が賛同しやすい傾向にあります。

先生にとっては楽に声が出せている事

例えば高い声が出なくて困っている人が楽々高い声を出せる人に、

どうやったらそんなに高い声が出せるのか質問をしたとします。

あまり苦労をせずに高い声が出た人であれば、

そんなに力を入れなくても楽に出せるよ。

もっと脱力してみれば、というアドヴァイスが来てもおかしくはありません。

しかし、言葉通り脱力をしたからと言って高音が出る事はありません。

それよりも無理をしながらでも出し続けた方が、

最終的にきれいな高音を出せる可能性があります。

無理した発声で声をなくしてしまう事

声楽ではより高い音、より大きな音が

少なからず課題になります。

無理してそのような音を出そうと頑張ってしまうと、

喉を壊してしまうこともあります。

そうならないような警告の意味でも脱力はよく言われます。

まとめ

取りあえず、脱力が大切なんだということを自分でも考えるし、

指摘されたりもします。

そして脱力しようとして上手くいくこともありますので、

その時は問題ありませんが、

上手くいかないときは逆にどう力を入れたら良いか考えることが

解決につながることもあります。

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歌っていると苦しくなる、

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脱力を言い過ぎる事について1https://liederabend.net/wp/%e8%84%b1%e5%8a%9b%e3%82%92%e8%a8%80%e3%81%84%e9%81%8e%e3%81%8e%e3%82%8b%e4%ba%8b%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a61/Sun, 31 May 2026 11:41:40 +0000https://liederabend.net/wp/?p=11738

無理して声を出すのと、 楽に出せるのでは当然楽に出せた方が良いに決まっていますが、 ここでは脱力を意識した方が良いのかについて考えてみます。 楽に声を出せる人が、 あえて必要以上に力を入れて声を出すことは考えにくいです。 ... ]]>

脱力を意識することについて

無理して声を出すのと、

楽に出せるのでは当然楽に出せた方が良いに決まっていますが、

ここでは脱力を意識した方が良いのかについて考えてみます。

なぜ力が入りすぎるのか

楽に声を出せる人が、

あえて必要以上に力を入れて声を出すことは考えにくいです。

楽に声を出せる人は脱力を考えることもないでしょう。

無理した発声をする人はそうしないと歌えないから力んでしまっています。

つまり必要な筋肉がしっかりと動いてくれないために、

その他でそれを補おうとすることが力みの原因になります。

脱力しようとすること

脱力しようと思って、

もしくはそう言われてチャレンジすることもあると思います。

その結果上手くいけば何の問題もありません

しかし意識して脱力しても、

一向に良くならないばかりか、

以前よりも悪くなることもあります。

間違った練習

理論上間違った練習は山のようにありますが、

それでも上手くいくこともたくさんあります。

例えばあくびの喉

本当のあくびの状態で歌ってはいけないのですが、

あくびだと思って練習しながら、

声帯がしっかりと引き伸ばされるようになれば、

この練習は成功です。

出来た後で考えてみたら、

あくびではないと思うかもしれませんが、

たくさんの練習がこのような勘違いで成立しているものです。

少なくとも今はそれで大丈夫です。

勘違いでも良い練習になる例もたくさんありますので、

そのうちに書いていきますね。

上手くいかないとき

問題は脱力しようとしても上手くいかなかったり

さらに良くない状態になるときです。

下顎や舌に力が入るときの例を挙げてみます。

高い音を出すときに声帯はしっかりと引き伸ばされる必要があります。

これはのど仏の骨(甲状軟骨)が下向きに少し傾くことによって作られますが、

(のど仏自体が下がる必要はありません)

この力が弱いときに甲状舌骨筋といわれる顎からのど仏に向かっての筋肉が、

のど仏を押し下げようとしてしまいます。

この時に顎に必要以上の力が入ることになります。

顎や舌が気になる人はほとんどこれが原因です。

そこで本当に甲状舌骨筋の力を抜いたとするとのど仏は傾かなくなりますので、

今まで出せた高音は全く出なくなります。

これを解消するのに本来は輪状甲状筋等ののど仏を下に傾ける筋肉を使うことが必要になります。

ただ面白いことに甲状舌骨筋の力を抜こうとしたら、

うまい具合に輪状甲状筋がしっかり働き出すこともあります。

この時は練習がうまく進んでいきますので、

この時は何も考えずにそのまま進めていけば良いです。

まとめ

脱力しなければと思うことはたくさんあると思います。

基本的には必要な筋肉がしっかりとは働いてくれないために、

それ以外の筋肉が必要な筋肉を補っている状態なので、

本来は必要な筋肉がしっかり動くことが解決策になります。

必要な筋肉は筋力が足りないのか、

筋力はあるのに動いてくれていないのかは

ケースバイケースなので分かりませんが、

動くべき筋肉を動かすことが大切になります。

しかしまれに無理している筋肉の力を抜こうとしたら、

本来動くべき筋肉が動き出すこともあります。

おそらく筋力はあるのに上手くいかされていないときにこれは成立するのだと思います。

筋力が足りていなければほとんど無理だと思われます。


レッスンでは問題があるところを

できる限り原因と解決策を明確に判断するところから始めていきます。

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軟口蓋論争https://liederabend.net/wp/%e8%bb%9f%e5%8f%a3%e8%93%8b%e8%ab%96%e4%ba%89/Tue, 26 May 2026 13:05:47 +0000https://liederabend.net/wp/?p=14813

最近解剖学の本を手に入れたのですが、 私が習った、または思っていた「軟口蓋」の位置が事実とは違っていたことが分かりました。 多くのレッスンでは、 「上顎を歯の付け根から奥の方に舌で触っていったときに、 急に高くなるところ ... ]]>

軟口蓋の場所

最近解剖学の本を手に入れたのですが、

私が習った、または思っていた「軟口蓋」の位置が事実とは違っていたことが分かりました。

多くのレッスンでは、

「上顎を歯の付け根から奥の方に舌で触っていったときに、

急に高くなるところが軟口蓋で、

そこを持ち上げるように」

と教わります。

私自身もそのように習ってきました。

しかし解剖学ではそこはまだ「硬口蓋」で、

もっと奥ののどちんこに近いところが「軟口蓋」ということらしいのです。

つまり軟口蓋だと思っていたところはまだ「硬口蓋の後の方」で、

もっと奥が「軟口蓋」だったのです。

硬口蓋(こうこうがい=骨のある前側)

★軟口蓋(なんこうがい=奥の柔らかい側)

軟口蓋を上げる

今までたくさんの先生や仲間と話してきましたが、

発声において「軟口蓋を上げる」のは常識でした。

おそらく先生も含めて全員が硬口蓋の後の方を軟口蓋だと認識していたのだと思います。

ただ最近軟口蓋は下げなければならないという説を時々聞くようになり、

鼻腔共鳴を増やすために空間確保をしようとしているのだろうと思っていたのですが、

正しい軟口蓋の位置(のどちんこ側)で考えると、

軟口蓋は持ち上げてはいけないことになります。

軟口蓋を本当に持ち上げると、

鼻への通り道が閉ざされますので、

少なくともMやNの発音は出来なくなります。

ただ本当に軟口蓋を持ち上げてMNの発音が出来なくなっている人の歌を聴いたことはないので、

軟口蓋を持ち上げてはいけないけれども、

下げようと努力する必要もないでしょう。

つまり本来の軟口蓋に関しては何もしなくてよいということです。

硬口蓋の後を上げる

硬口蓋は骨があるところまでで、

骨がなくなったところからが軟口蓋

こうなると、このサイトでは以前使ってきた「軟口蓋を上げる」という表現は、

本来の意味では間違っていることになります。

正しくは「硬口蓋のやや後ろの方を上げる(意識を持つ)

というべきでした。

過去の記事をすべて書き直すのは大変な作業になりますし、

実際のレッスン現場では

今も「軟口蓋」という言葉が圧倒的に使われています。

そのため、サイト内の表現はあえてそのままにしておきますが、

用語としては厳密には違う、

ということをここで補足させていただきます。

全体を整理

硬口蓋の後の方を持ち上げようとしながら声を出すと、

(ただし実際には骨があるので持ち上がりません)

声帯が立ってきて引き伸ばされます。

その結果声帯の振動がシンプルになり、

雑音が減ります。

その結果必要な音程が増幅されて、

共鳴が効果的に使われる声になります。

そして軟口蓋(奥の柔らかいところ)に関しては下げると鼻腔空間を広げられるかもしれませんが、

軟口蓋の柔らかい筋肉の部分はほとんど共鳴はしないので、

あまり気にしなくて良い部分といえます。

軟口蓋の奥を本当に上げてしまうと鼻への通り道がなくなります。

さらに軟口蓋の前の方は硬口蓋の後と同じように

引き上げられると感じた方が、

声帯の伸展はさらに強くなるでしょう。

(フースラーの頭頂に向けてのアンザッツ=

一番柔らかい頭声)

軟口蓋上げる?下げる?論争

用語の勘違いからの論争ではないかと思います。

軟口蓋を上げる派の人は硬口蓋の後の方を考えていて、

軟口蓋を下げる派の人は本来の軟口蓋(のどちんこ側)を考えていたのだと思われます。

実際には鼻の付け根に響きを感じられればそれだけで十分なのです。

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腹式呼吸を意識しても上手くいかない理由|間違った発声の原因https://liederabend.net/wp/%e9%96%93%e9%81%95%e3%81%a3%e3%81%9f%e7%99%ba%e5%a3%b0%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1%ef%bd%9e%e8%85%b9%e5%bc%8f%e5%91%bc%e5%90%b8/Thu, 16 Apr 2026 07:05:04 +0000https://liederabend.net/wp/?p=13105

ここでは腹式呼吸は考えない方が良いという話をしようと思います。 しかし、これは発声には横隔膜は関係ないと言いたいわけではありません。 まず前提として横隔膜の話をします。 横隔膜は発声においてとても重要な役割を果たします。 ... ]]>

腹式呼吸と横隔膜

ここでは腹式呼吸は考えない方が良いという話をしようと思います。

しかし、これは発声には横隔膜は関係ないと言いたいわけではありません。

まず前提として横隔膜の話をします。

横隔膜は発声においてとても重要な役割を果たします。

息を吐いたり吸ったりするときには必ず横隔膜が動きますし、

声帯が閉じるときに横隔膜は絶対に必要です。

下の記事に横隔膜と発声について書いていますので、読んでみてください。

腹式呼吸とは

歌にとって腹式呼吸は大切なんだとあちこちで聞くし、

実際にいわれることも多いかと思います。

そうするとこれは否定できない真実のようになってしまい、

腹式呼吸は絶対に必要だとすれば、

どうすればそれが出来るようになるのかということになります。

似たようなもので、

歌にとって横隔膜は大切なんだということもよく言われます。

これは絶対的な真理になります。

まずはこの違いから。

横隔膜

横隔膜の中央に力が入ることによって声帯が閉じます

これはいくらでも体験できます。

例えば重いものを持ち上げるときに

横隔膜にぐっと力が入りますが、

その時に呼吸が止まります。

声帯が閉じているようすを感じることが出来ます。

つまずいたり、

びっくりしたときにお腹に力が入り、

同時に声が出ることもあります。

ガタガタ道を車で走っているときに声を出すと

横隔膜の揺れと共に声が影響を受けます。

さらに、ガタガタ道でなくても横隔膜を揺らすと声が変わるのが分かります。

これだけの横隔膜と喉の連動の証拠がありながら

横隔膜と声は関係がないとはいえません。

腹式呼吸

腹式呼吸が横隔膜を使った呼吸とするならば、

腹式呼吸ではない呼吸は存在しません。

腹式呼吸が息を吸うときにお腹が膨らむ呼吸だとするならば、

このことが声帯にどのように結びつくのかが分かりません。

さらに腹式呼吸が吐くときにお腹がしぼむように息を吐く呼吸だとすれば、

しっかりと腹式呼吸をしようとすればするほど息混じりの声になって声は安定しなくなります。

今度は膨らんだお腹がしぼまないように頑張るのが腹式呼吸だとしたなら、

お腹に固定するような方向で力が入り、のども硬くなり柔軟性に欠けてしまいます。

いくつかの可能性を書きましたが、

腹式呼吸を考えない方が良い最大の理由は言葉の定義がはっきりしないからです。

定義の分からない言葉

定義の分からない、

もしくは曖昧な言葉なのに、

長く言われ続けてそれ自体は否定できず、

無駄な努力をしなければならない

ということが意外にたくさんあるように思います。

絶対に正しいと信じ込んでいることであっても、

それが何を意味するのか分からないことに関しては、

一旦忘れてしまっても良いのかもしれません。

発声において横隔膜は重要だというのと、

腹式呼吸は重要だというのは同じように見えますが、

意味の明確さが全然違います。

もし今後腹式呼吸という言葉に明確な定義が付けられ、

さらにそれが発声に重要な要素になったとすれば、

今回のこの意見はすぐに撤廃します。

皆さん腹式呼吸を頑張りましょうと。


腹式呼吸は発声に絶対大切だと思われやすいのですが、

実際には「正しい腹式呼吸とは何か」が曖昧なまま説明されることも少なくありません。

そこでここでは、はっきりしない理論を追いかけるのではなく、

「実際に声がどう変わるか」

という別の角度から発声を考えてみました。

  • お腹を意識すると苦しくなる
  • 歌の呼吸に自信が無い
  • 正しい呼吸が出来ているかどうか分からない

という方には、個人レッスンで具体的な問題解決のお手伝いが出来ると思います。

ご興味のある方は、ぜひ体験レッスンへお越しください。

体験レッスン等のお問い合わせ

結局、腹式呼吸は考えなくても良いのですか?
はい、基本的には考える必要はありません。
腹式呼吸という言葉にとらわれると、
お腹の動きばかりに意識が向き、
本来の発声が妨げられることがあります。
重要なのはお腹の形ではなく、
声を出すときに喉とのつながりが感じられることです。
お腹と喉のつながりのみを大切にしてください。
ではどのように息を吸えば良いのでしょうか?
息はできるだけ体の深い位置に入るように、
リラックスして吸うことが大切です。
背筋を伸ばした状態から少し力を抜くようにすると、
自然に奥へ息が入る感覚が得られます。
横隔膜を自由に動かせる状態を作ることが、
発声には重要です。
緊張してあまり深く息が吸えなかったと感じるときが、
ちょうど逆の呼吸をしています。
レッスン

久米音楽工房では、

川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。

田園都市線宮崎台駅

(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

音揺れがひどい等、発声でお困りの方。

もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

色々な歌を歌ってみたい方。

初心者、経験のある方、

専門的な勉強をしたい方。

無料の体験レッスンも行っていますので、

下記のフォームよりお気軽にご連絡ください。

声楽、発声のレッスンの詳細です。

レッスンの様子を少し書いています。

たくさんの記事を書いてきましたので、

呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

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横隔膜と声帯の閉鎖|お腹と声https://liederabend.net/wp/%e6%a8%aa%e9%9a%94%e8%86%9c%e3%81%a8%e5%a3%b0%e5%b8%af%e3%81%ae%e9%96%89%e9%8e%96/Thu, 16 Apr 2026 04:26:21 +0000https://liederabend.net/wp/?p=13101

子供の頃に学教の宿題で、 近所のお年寄りに昔の町の様子を聞いてくるというのがありました。 私の家もそうでしたが、 よく知っている近所の家は核家族の家庭ばかりで、 お年寄りと同居している知り合いの家はありませんでしたので、 ... ]]>

思い出

子供の頃に学教の宿題で、

近所のお年寄りに昔の町の様子を聞いてくるというのがありました。

私の家もそうでしたが、

よく知っている近所の家は核家族の家庭ばかりで、

お年寄りと同居している知り合いの家はありませんでしたので、

知らない家でしたがお年寄りの方がいらっしゃる家を見つけて、

少し話が出来ないか尋ねてみました。

今考えるとすごいことだと思うのですが、

その時快く家の中に入れてくださり、

おじいちゃんと話をさせてくださいました。

声が出ない

その当時離れたところではありましたが、

父方も母方も祖父祖母共に元気で、

たまに遊びに行ったときには普通に話をしていましたし、

一緒に散歩をしたりもしていましたので、

今回もそのように話が出来るものだと思っていたのですが、

通された部屋には布団が敷いてあり、

そのおじいちゃんは横になったままで、

親族の方がそのまわりに数人いらっしゃいました。

この状況で見ず知らずの子供をよく入れてくださったと今でも思います。

話を聞かなくてはならないのですが、

この状況が衝撃的で、何を話したのかはよく覚えていません。

おそらく、昔はもっと田んぼが多かったのかとか、

戦争の時の生活はどうだったのかなどを聞いたと思います。

私が質問するとおそらく娘さんだと思いますが、

おじいちゃんの耳元で大きな声でよく聞こえるように繰り返してくださいました。

そしておじいちゃんの声は息だけで全く声にはなっておらず

娘さんがこういうことを言っているのだと思いますと話をしてくださいました。

今思い出しても感謝で一杯です。

声帯が閉じない

ここからは推測です。

声は出ていたけれども聞き取れないのではなく、

息だけで全く声が出ていませんでしたので、

おそらく声帯が全く閉じていなかったのだと思われます。

声帯は声帯靱帯といわれる振動体のまわりの筋肉(声帯筋)が収縮することによって閉じられ、

そこを息が通過するときに閉じたり開いたりを繰り返します。

この時の打撃音が声として聞こえてくるのですが、

声が出ないということはこのシステムが機能していなかったのだと思われます。

声帯筋自体の問題も考えられますが、

横隔膜の影響が一番大きかったのではないかと思います。

横隔膜

横隔膜は体を起こしているだけでとてもしっかりと働いていますし、

歩くことが出来ればさらに力強く動きます。

この強さがあれば、声帯を閉じることは難しくないのですが、

寝た状態が長くなってしまうと、

体を支える必要がなくなりますので、

途端に働きが弱くなってしまいます。

そうすると声帯筋だけでは声帯の閉鎖が出来なくなり、

声が全く出ないということになります。

起きている、歩くことが出来る、

ということは発声においてとても大事なことなのです。

横隔膜が使えない

発声で困っている方には、

横隔膜がうまく使えないと思っている方がとても多いのではないかと思います。

しかし使えているか使えていないかの話ではなく、

使えているのだけれどもコントロールが繊細には出来ないとか、

まだ高い音や大きな音を出すには弱いとかという風に考えた方が良いです。

声が出せるだけで横隔膜は力強く仕事をしているんだということをまずはしっかりと認識していきましょう。

いつまで歌えるか?

時々何歳まで歌うことは出来るでしょうか?

といった質問を受けることがあります。

その時に、ここまで通っていらっしゃれる間は歌えるし、

上達し続けますと答えています。

実際に年齢を重ねた方でも、どんどん高い音が出せるようになったり、

声量が増えたりしていますので、年齢とは関係なく成長できるものです。

とりあえず元気に歩きましょう。


発声では、「お腹を使う」「腹式呼吸」といった説明がよく使われます。

しかし実際には、単にお腹を動かすだけではなく、

横隔膜の働きと声帯の閉鎖がどのようにつながっているかが重要になります。

同じように「お腹に力を入れている」つもりでも、

人によって声帯の状態は大きく異なり、

かえって苦しい発声になってしまうこともあります。

久米音楽工房では、感覚的な説明だけではなく、

実際の声の変化を確認しながら、横隔膜と声帯の関係を整理しています。

高音が苦しい、声量が出ない、

腹式呼吸が分からないなどでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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意識していなくても横隔膜は使えているのでしょうか?
そうです。声が出ている以上横隔膜は使えています。
練習の目的はより繊細に、そしてより生き生きとです。
本当に何歳でも歌っていけますか?
歌っていけます。
日常生活が出来るような健康を保つことが大切です。
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発声の誤解|倍音が多ければ良い声なのか?https://liederabend.net/wp/%e9%96%93%e9%81%95%e3%81%a3%e3%81%9f%e7%99%ba%e5%a3%b0%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1%ef%bd%9e%e5%80%8d%e9%9f%b3/Wed, 15 Apr 2026 12:09:07 +0000https://liederabend.net/wp/?p=13094

発声の理論で勘違いがたくさんあるのですが、 その理由を考えて書いてみようと思います。 倍音がたくさん含まれている声とあまり含まれていない声だと、 どちらが良い声だと思いますか? と聞かれたときにたくさん含まれた声だと考え ... ]]>

発声の理論で勘違いがたくさんあるのですが、

その理由を考えて書いてみようと思います。

倍音がたくさん含まれると良い音になる?

本当にキレイな音は倍音が多いのか、または高い周波数の音が多いのかの検証

倍音がたくさん含まれている声とあまり含まれていない声だと、

どちらが良い声だと思いますか?

と聞かれたときにたくさん含まれた声だと考える人は多いのではないかと思います。

そんなことはないのですが、

この理由を考えてみます。

倍音は基の音より高い音になりますので、

高い音が混ざった方が良い声だと思うかもしれません。

しかし、ここに一つ大きな勘違いがあって、

きれいな声と汚い声とでは汚い声の方がより多く高い音が混ざっています。

下にオシロスコープを使った波形の図を載せます。

まずは歌を歌うときの普通の声から。

上が波形で、下が周波数分布です。

単位はHz(ヘルツ)です。

1000Hz位の音も少し混ざっています。

波形は安定していますが、ややガタガタです。

次にファルセットです。

高い周波数の音は全く入っていません。

中心の音程が圧倒的に多く

その右に少し出ている山が第1倍音、1オクターブ上の音です。

波形はとてもきれいな正弦波です。

余分な周波数がほとんど入っていない声です。

最後に歌にはならない、汚い声の波形です。

2000Hzを超える音も混ざってきます。

このように実験してみると面白い結果が出てきます。

高い周波数の音が混ざるほど汚くなりますし、

ファルセットは高い響きがたくさん入っていそうな音ですが、

ほとんど高い音は混ざっていません。

高い音が混ざった方がキレイな音になるという先入観

実際は高い音が混ざるほど汚い声になる

これだけの証拠があっても高い音が混ざった方がキレイな音だと主張する人も多そうですが、

実験の結果は明らかに逆です。

高い音が多いと汚くなります。

考えてみると汚い音がもし低い周波数の音だけだったら、

それほど耳障りな感じはしないかもしれません。

しかし、高い周波数がたくさん入っているとなると、

聞いていられなくなるというのは受け入れられるのではないでしょうか?

この勘違いには問題はあるか。

倍音が多く含まれる方が良い声というのは間違っているのですが、

この勘違いが大きく発声を壊していくわけではありません

この3つの声の場合倍音がはっきり確認できるのは2番目のファルセットだけです。

その他の声は多くの周波数が混ざりすぎて、

どれが倍音だか分かりません。

そしてファルセットの倍音でも、

基の音に対してほんの少ししか出ていませんので、

よっぽど静かな部屋で、倍音にのみ集中しないと聞こえない、

もしくはそのように聞こうとしても聞き取れないかもしれません。

特に第1倍音は1オクターブ上ですので、

基の音と融合性が高く、

同じ音にしか聞こえないかもしれません。

このようなかすかな音なので、

倍音をもとに練習をすることは不可能なので、

害は全くありません。

ただ無駄な時間を費やすことになるでしょう。

ここでの思い違いの一番の原因は、

高い周波数の音が入るほどキレイな音になるといった勘違いです。


発声について調べていると、「倍音」「響き」「喉を開ける」など、様々な説明があります。

しかし実際には、言葉だけでは自分の声で何が起きているのか分からず、

かえって混乱してしまうことも少なくありません。

久米音楽工房では、実際の声を聴きながら、

  • なぜ苦しくなるのか
  • なぜ響かないのか
  • なぜ高音が不安定になるのか

を整理し、一人一人に合わせて発声を考えていきます。

「色々試したけれど改善しない」という方も、お気軽にご相談ください。

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本当に倍音をたくさん出そうとしなくて良いのでしょうか?
はい。倍音は出したい音と違う音程の音です。
もしもたくさんの倍音が聞こえてしまったら、
何の音か分からなくなってしまいます。
明るく響く声には倍音が多く含まれていると間違って解釈されています。
違う音程の音に過ぎません。
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音取りの苦手な方へ~レッスンで感じることhttps://liederabend.net/wp/%e9%9f%b3%e5%8f%96%e3%82%8a%e3%81%ae%e8%8b%a6%e6%89%8b%e3%81%aa%e6%96%b9%e3%81%b8%ef%bd%9e%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%b9%e3%83%b3%e3%81%a7%e6%84%9f%e3%81%98%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8/Fri, 10 Apr 2026 12:16:55 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12405

新しい曲の音取りに関しては早くできる人と、 とても時間がかかる人に分かれます。 これは仕方のないことで能力というわけでは無く、 これまでの環境が大きく影響します。 高校の時の同級生の話ですが、 小学生の頃毎朝聴音の時間が ... ]]>

音取りの早い人と遅い人

新しい曲の音取りに関しては早くできる人と、

とても時間がかかる人に分かれます。

これは仕方のないことで能力というわけでは無く、

これまでの環境が大きく影響します。

高校の時の同級生の話ですが、

小学生の頃毎朝聴音の時間があって、

全校生徒が取り組んでいたそうです。

おそらくこの学校の卒業生はほとんど全員音取りが早いのではないかと思われます。

それとは逆に音楽の時間でさえ楽譜を見ることは少なく、

ほとんど耳で覚えてそれを頼りに歌ったり、演奏したりしていると、

音取りはとても大変なことになります。

さらに頭が良いかどうかも関係ありません

とても優秀な人で音取りにとても苦労される方も時々います。

とにかくこれまでの環境ですので、

ラッキーにも音取りが早い人はそれ以外のことに注目していけば良いし、

苦手な人は1つずつクリアしていけば良いです。

音取りとは

音取りはまだ歌えない曲を歌えるようにすることだというのは明確ですが、

もう少し考えてみます。

当然のことですが音程とリズムを正確に再現できれば音取りは完成です。

しかしそうでも無いというところから。

楽譜を読むということは本を読むことととても近いように思います。

本を読むときに正確に文字を読めればそれで良いようにも思えますが、

全く意味が頭に入ってこないこともあります。

それでもう一度少し前から読み直してみる。

そうすると文章の切れ目や言葉そのものの勘違いが修正できたり、

複雑な構成が理解できたりして分かる文章に変わっていきます。

ここで初めてその本が読めたことになる。

これが音取りだと思います。

そして文章の意味が分かった後も

もっとしっかり読んでいくと文章の奥に隠されていたものが見つかることもあります。

行間を読むと言ったりもしますが、

書かれていないものまで読むことになります。

後半の内容は音楽解釈につながっていきますので、

ここでは触れません。

前半の文章が理解できるまでが音取りだと思います。

リズムと音程だけ分かっても文章の意味のようなことが分からなければ音取りは終了しません。

では音楽で文章の意味が分かるような状態は何なのかということになります。

音楽の場合理解できたかどうかの判断は難しいです。

理解できたかどうかの判断の一つは記憶に残るかどうかだと思います。

記憶に残る音楽になっていれば再現することが簡単になりますし、

正しく記憶に残っていれば間違えたときにすぐ気付きます。

記憶に残る音取りのために

ややこしく書きましたが、

音取りは記憶に残る音楽になれば良いと言うことなどみんな知っていることです。

ただ、音取りの基本はリズムと音程を読むことにあるのは変わりません。

音取りの苦手な人も白い音符は長い音だし、

旗が増えてくると短い音符になる位のことは知っているでしょうし、

音の高さも上に行くほど高い、

さらには時間はかかってもすべての音をドレミで読むことも出来ることも多いかと思います。

しかし、音符から正確なリズムを読むことが難しかったり、

時間がかかってしまったり、またドレミが分かったところで音の高さとは直結しないので、

楽譜から音楽を読むことよりももっと手軽な方法に頼りがちになります。

そこで音取りの苦手な人はほとんどの人が経験があると思いますが、

録音に頼ることになります。

そこではもう既に分かる音楽になった演奏が収められているので、

聞いて覚える方が手っ取り早いからです。

音取りが上手くいかないときの問題点

最終的に上手く歌えれば良いので、

音取りが上手くいかなくても不便ではあってもそれほど大きな問題は無いようにも思えますが、

そうでもありません。

  • 新しい曲の練習に時間がかかってしまう。
  • 間違ったリズムや音程の修正が難しい。
  • たくさんの曲の勉強が出来ない。
  • 自信を持って歌えなくなる

音取りは音程とリズム

当然のことですが音取りは音程とリズムを把握する作業です。

ただしそれによってメロディーの性格がつかめないと定着しない(記憶に残らない)ので、

それも含めて音取りになります。

楽譜を読むことは本を読むことと似ていて、

文字を正確に読む作業が大切なのですが、

言葉の句切りやイントネーションが把握できて初めて文章が理解できるようになります。

音取りもそこを目指していきます。

しかしながらとりあえず音程とリズムの2つです。

そして苦手な人ほどリズムと音程を別の作業として練習した方が良いのですが、

どうしても同時に行おうとします。

しかし音取りが苦手な間はリズムと音程を極力分けて練習することもおすすめします。

メロディーの性格をつかむ

ある程度曲が記憶に残ることが音取りなのですが、

ある程度というのが問題で、

間違ったリズムや音程があってもある程度曲を把握することは出来ます。

そしてこのある程度が出来ると音取りが出来たような気になってしまうものです。

この繰り返しの中で正確な演奏はどこかに行ってしまい、

長々と音楽に触れているにもかかわらず、音取りが難しくなってしまいます。

そのため曲を把握するといった最終目標を一旦忘れることにします。

そして、リズムだけ正確に取ることに専念します。

楽譜をよく見る

音取りが苦手な人はとりあえず目の前の楽譜を音にすることで大変だと思います。

しかし、少し遠回りすることで格段に楽譜が読めるようになる方法があります。

古典派の作曲家のピアノの楽譜(歌の楽譜だと歌詞を見てしまいますのでピアノが良いです)を用意します。

例えばモーツアルトのピアノソナタアルバム等。

そしてYouTubeやCDで楽譜を見ながらひたすら曲を聴いていきます。

最初は途中でどこを弾いているのか分からなくなったりするかもしれませんが、

慣れてくると最後までたどっていくことが出来るようになります。

ソナタアルバムの曲を数曲最後まで楽譜を追っていけるようになったら、

楽譜を読む力は格段に進歩しています。

ぜひ試してみてください。

譜読みを早くするコツはありますか?
とにかく楽譜を見ながら音を聞くことです。
歌の人は歌詞に目がいきやすいですが、
音符に注目します。見ているだけで楽譜が身近になってきます。
そしてもう一つ、諦めないことです。
諦めなければ数ヶ月で状況は変わってきます。
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拍子を感じるとはどういうことか?https://liederabend.net/wp/%e6%8b%8d%e5%ad%90%e3%81%8c%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1/Fri, 10 Apr 2026 06:21:32 +0000https://liederabend.net/wp/?p=13033

自然の音と音楽とでは大きな違いがあります。 音楽の方が美しく、感動的だということもあるでしょうが、 自然の音でとても美しいものもあります。 1人公園のベンチに座って聞く葉擦れの音や、 川のせせらぎの音などとても美しいと感 ... ]]>

自然の音と音楽

自然の音と音楽とでは大きな違いがあります。

音楽の方が美しく、感動的だということもあるでしょうが、

自然の音でとても美しいものもあります。

1人公園のベンチに座って聞く葉擦れの音や、

川のせせらぎの音などとても美しいと感じることも多いかと思います。

しかし自然の音には拍子と調性がありません

これが決定的に自然の音が音楽にならない理由だと思います。

逆に拍子と調性が必要なければ自然の音も十分に音楽です。

各小節のはじめにアクセント

ここでは拍子について考えてみます。

拍子が成立するためには各小節の1拍目、

つまり小節線のあとに必ずアクセントが必要になります。

これが規則的に繰り返されることにより、

聴いている人は次のアクセントがいつなのかが予測できます。

アクセントが予測できるということは安心感につながります。

そしてこの安心感は心地よさにつながっていきます。

音楽は楽しいものだけではなく、悲しいものや苦しいものも表現しますが、

それでも拍子が繰り返されることにより、心地よさが感じられます。

悲しい音楽で心地良いとは何だろうと思われるかもしれませんが、

音楽でも演劇でも小説でも悲しいものを疑似体験していくことはとても心地良いことになります。

どのような内容であっても優れた演奏は心地良いものですので、

心地良いように拍子のアクセントを体験していってください。

アクセントについて

拍子は決まったペースでアクセントが来ることが予想できて、

このことが心地良さにつながっていると書きましたが、

そんなにいつも1拍目にアクセントを付けて演奏するわけでは無いと思われるかもしれません。

この意見は正しいです。

楽典では1拍目はアクセントだと書きますが、

文字通りの強さのアクセントだけではありません。

ということで今度はアクセントとは何なのかを考えなければならなくなります。

例えば、始まりだったり、変化の起点だったり、到達点だったり、色々です。

しかし、拍子の安定している曲は知らない曲であってもどこが1拍目なのかが自然に分かるものです。

そして予想通りに1拍目が来ることが安心感になり、心地良さにつながっていきます。

このように拍子を再発見すること、

アクセントを再発見することなどがより音楽を理解するきっかけになっていくような気がします。


「拍子を感じて」と言われても、実際にはよく分からない。

その結果、

  • リズムが不安定になる
  • フレーズが流れてしまう
  • 伴奏と合わない
  • 歌が単調になる

ということも少なくありません。

久米音楽工房では、単に拍を数えるだけではなく、

  • どこに重心を感じるか
  • 音楽がどこへ向かうか
  • 身体とリズムがどう結びつくか

を実際に確認しながらレッスンを行っています。

「リズム感がないと思っていたけれど、

原因が別のところにあった」という方も多くいらっしゃいます。

ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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演奏で拍子に関して大切なことはありますか?
常に1拍目を感じることからスタートです。
アクセントとよく言われますが、感じることが何よりも大切です。
その他に大切なことはありますか?
1拍目に向かう動きです。
1拍目を予測できる演奏であれば、1拍目は強くても弱くても大丈夫です。
こうなると表現のレパートリーが増えてきます。
レッスン

久米音楽工房では、

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高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

音揺れがひどい等、発声でお困りの方。

もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

色々な歌を歌ってみたい方。

初心者、経験のある方、

専門的な勉強をしたい方。

無料の体験レッスンも行っていますので、

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声楽、発声のレッスンの詳細です。

レッスンの様子を少し書いています。

たくさんの記事を書いてきましたので、

呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

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山田耕筰「からたちの花」|作曲家と演奏者https://liederabend.net/wp/%e4%bd%9c%e6%9b%b2%e5%ae%b6%e3%81%a8%e6%bc%94%e5%a5%8f%e8%80%852%ef%bd%9e%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%81%ae%e8%8a%b1%e3%80%8d/Tue, 31 Mar 2026 11:26:13 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12977

「からたちの花」は6番まである変奏有節歌曲の形をしています。 通常の有節歌曲はすべて同じメロディーになりますので、 1番のメロディーを覚えればあとは歌詞だけ見て歌っていけますが、 それぞれで結構変奏されていますので、 有 ... ]]>

「からたちの花」の構造

「からたちの花」は6番まである変奏有節歌曲の形をしています。

通常の有節歌曲はすべて同じメロディーになりますので、

1番のメロディーを覚えればあとは歌詞だけ見て歌っていけますが、

それぞれで結構変奏されていますので、

有節でありながら複雑な形をしています。

また歌曲に特有の伴奏の形がありません。

例えば和音を四分音符とか八分音符で刻んだり、

分散和音を弾いていたりなどがなく、語りに近い形になっています。

まとめると、わかりやすそうな顔をしているのに、

次にどう進むのか予想が難しい曲になっています。

詩について

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。

からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。

からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。

からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

各節が2行の短い詩で、すべて「からたち」から始まります。

何も書いていないのにこれは大人になった彼が(詩は北原白秋ですので彼とします)

子供の頃を思い出して書いていると想像できます。

1.冒頭の「からたちの花が咲いたよ」はからたちの花を見つけた子供がお母さんに知らせるような口調です。

からたちの花は確かに白いですが、

からたちの白い花が咲いたという情報だけでは詩にはなりません。

大人である主人公が一瞬のうちに子供になり、

家族と会話を始めるから詩になるのだと思います。

2.実際にからたちを見たら「とげ」の鋭さがとても印象に残ると思います。

おそらくうっかり触れてしまって怪我をした記憶があるのでしょう。

人を寄せ付けないような危なさもあります。

3.しかし、彼にとってからたちの垣根は避けるべきところではなく、

身近ないつもそばにある存在だったようです。

4.人にとって「生と死」の問題は常につきまとっています。

子供にとっても同じで、何かにつけてこのことを考えます。

この詩では「死」については書かれていませんが、

「生」の象徴である黄色い大きな実が描かれています。

5.子供はすぐ泣きます

とても不幸なことがあったというのではなく、

ほんの少し友だちとけんかしたり、先生に怒られたり、転んで怪我したり、

とにかくすぐに泣きますので、ここでは彼にとって不幸なことがあったというわけではありません。

それよりも泣いてしまうようなことがあったときに、

例えばお母さんが抱きしめてくれたり等が重要なのだと思います。

そしてこの抱きしめてくれるような記憶のそばにいつも「からたち」があったのだと思います。

各節の始まりの比較

1番。Andante(歩くような速さで)とあります。

これは「歩く(andare)」からきていますが、

人の歩く速さなんで色々だしわかりにくいところもあります。

言葉そのものよりもどのように音楽では使われているかが大事になります。

基本的にはやや遅いテンポです。

ただ立ち止まるようなものでは無く、少し進んでいくような速さになります。

一番心地良いテンポです。

tranquillamennteもppもsempre sotto voceも「静かに」ということです。

ピアノのパートにあるdelicatissimoはとてもデリケート(繊細)にですので、

とにかく小さく歌うということが目立ちます。

音もシンプルで最初のフレーズは冒頭のDの音を除くとHの音を中心として上下3度で揺れているだけです。

リズムもほぼ八分音符で進んでいきます。

和声もシンプルで、最初に主和音「はな」のところで属七「さ」のところで五度五度といわれる属和音の五度の和音が一瞬使われ、

「いた」で属七、最後の「よ」で主和音に戻るといったとてもシンプルの和声で出来ています。

さてこのような情報をもとに演奏を考えていきます。

とにかく「静かに」が目立っていますが、

山田耕筰の真意を考えていきます。

この部分は最初の瞬間から子供の頃に感覚が切り替わる必要があります。

昔を思い出すときに、今耳に入ってくる現実の音はすべて消えてしまういます。

となると散々書いてある静かには声がとても小さいというわけでは無く、

静かな空間が出来れば良いのでは無いかと思います。

この冒頭を聞こえるかどうか位の小さな声で歌い出す人はいないと思いますが、

これは作曲家を無視しているのでは無く、

現実の音を感じさせない静かな空間を感じさせられれば十分に作曲家の意図をくみ取った音になると思います。

ちなみに単音のピアノの四分音符から始まることが多いですが、

時間を遡る幕がそのたびに開いていくような音だと思います。

とても小さく弾く必要は無いし、

必要があれば少し長くても良いと思います。

2番。最初とほぼ同じです。「いたい」のところで音型が変わりますが、

言葉のイントネーションと合っています。

最初はpp「いたい」のところはpになっています。

ほんの少し強くなるとも考えられるし、

しかしその前にクレッシェンドがあるので、「いたい」の時に小さくするということも考えられます。

迷うところかもしれませんが、「いたい」を強めに歌ってほしいのであればpは書きません

当然小さく歌ってほしいということです。

つまり痛かったという思い出よりもそれも含めてやさしい思い出なのだと想像できます。

ここでもピアノの四分音符単音のDから始まりますが、

さらに思い出の幕が開き思い出は深くなっていきます。

3番。ピアノの始まりが単音の四分音符から長2度でぶつかる2分音符に変わりました。

この音の強さを書いていないので少し前から楽譜を載せています。

この長2度は属七の根音と第7音です。

少し緊張が増しppがpに変わりました。

さらにメロディーもDからHだったのがDの1オクターブに上がり、

in fretta un poco(少し急いで)明らかに色々な要素が生き生きとした音楽の方に変化を示しています。

実際の演奏ではfrettaのある1小節だけ速くしてすぐに戻すととても不自然な感じにもなります。

生き生きとした感じが重要なのであって、

テンポがどうなるかはそれほど重要では無いのかもしれません。

4番。一番不可解なところかもしれません。

初めてのmfでのスタートです。

f系に変わるということはとても大きな変化です。

ただし、音符はDから今までで一番低いAまでしか上がりません。

今までよりも強い節にしたければより高い音の方が絶対に効果的です。

和声にも注目します。

今まではメロディーの最初の小節はずっと主和音だったのが、今回は変わります。

さらに属七だと考えられますが、

一番大切なFisの音がかけています。

「あき」の歌詞の部分でやっとFisが出てきて属七決定になります。

属七は主和音に向かうエネルギーの強い和音ですが、

その中でGdurでは導音であるFisが主音のGにいくことが一番大事なのですが、

これが最初は欠けてしまっているということです。

さてでは演奏です。

今までpかppでしたので、通常であれば明らかに今までとは違った声の大きさが必要になるはずです。

これを書くにあたって、YouTubeでいくつかの演奏を聴いてみたのですが、

この節を明らかに大きく歌っている演奏は一つもありませんでした。

それどころか第3節に比べると少し小さく歌っている方が多かったように思います。

ということは作曲家がミスをしてということになりますが、

作曲家はこういうミスはしません

3番よりも低い音になるので、

大きくなる方に間違えて強弱記号を付けるようなミスは有り得ません。

もう一つ考えられることとして、次の5番がとても小さな音で歌うように指示されています。

そうするとそれとの対比で一旦大きく歌った方が良いかもしれないということも考えられますが、

これも面白くない。

次のpppは静かに聞こえるかもしれませんが、今の瞬間の音楽が死んでしまいます。

人が思い出をたどろうとするのはどんなときでしょうか?

色々考えられますが、忙しくしているときでも、とても楽しく生活しているときでも無いでしょう。

何かしら立ち止まる理由のあるときだと思います。

悲しいことや苦しいことがあったのかもしれない。

疲れてしまったのかもしれない。

どうしようも無い壁にぶつかったのかもしれない。

とにかく何かのきっかけが必要になります。

そしてこの4番ではいのちの誕生が歌われます。

いのちの誕生は子供であっても、

大人であってもとても神秘に満ちてさらに希望に満ちていることだと思います。

生きる希望と共に壮大な神秘のドラマを感じているのだとしたら、

mfになる理由が分かります。

しかし、本当に音量を大きくする必要はありません。

5番。一番繊細になる部分です。

今までに無かったpppが使われています。

さらにsotto voceも加えられています。

最高音のGもpppで演奏しなければならず、とても難しくなっています。

この節のpppは誰もが納得するところだと思います。

ただし先ほども書きましたが、何か悲しいことやつらいことがあったということではなく、

涙するようなときにそばにいてくれた人がいたことと、

その時近くに「からたち」があったことがポイントとなります。

もしかすると今の彼もそのような人がいたらと思う場面なのかもしれません。

演奏としてはこの繊細なGの音がとても難しくなります。

Gくらいであれば色々な音量で、色々な音色で歌いたいところではありますが、

とても難しい事です。

バリトンやメゾの人は好きな調に下げて歌えば良いのですが、

ソプラノやテノールは原調のままでなければならないと思うかもしれません。

しかし、無理をして苦しいGを出すよりもFdurに変えて音色を作れるようにすることがあっても良いのでは無いかと思います。

2拍子の部分「ないた」の音程が不安定になることも多いようです。

不安であればドレミで歌ってみることをおすすめします。

そしてもし可能であれば移動ドで、

5番の最初からだと「ソレレドレラソレドレファドソ」となりますが、

キレイに音が取れない人は試してみてください。

ここまで音楽が深くなるとさらに次につながるものはなくなります

あとは最初に戻って終わりを迎えます。

6番。最初と同じ詩で、同じメロディーですので、曲の終わりを予感させます。

ただし、今までピアノの四分音符、

もしくは二分音符でそれぞれのシーンの幕開けのような音があったのですが、

最後は分散和音が演奏されるだけです。

つまりやさしい思い出の世界はもう完成して

新しい世界への幕開けは必要なくなったということだと思われます。

白い白いのアーティキュレーション

最後に付け足しを一つ。

1番の白い白いの部分の楽譜です。

詩は少ない言葉で表現することがとても大切です。

ですので、省略できるものはできるだけ削っていくことが必要になります。

にもかかわらず、言葉を繰り返すのは本来ならばとても無駄なことになります。

ただあえてそうすることもあります。

内容は進んでもいかないし、深くなるわけでもないのですが、2つの効果が考えられます。

1つは強調で、もう1つは心の中により深く刻むことです。

1つめの場合は演奏は2回目をより強く演奏することになり、

2つめの場合はエコーのように2回目を小さくし

より深く心に刻むような演奏をします。

そしてこの曲の場合は強調です。理由は音が高くなっているからです。

さて山田耕筰の楽譜はどうかというと、

最初はメゾスタッカート、2回目はレガートです。

メゾスタッカートはテヌートとスタッカートの合成で音を長く、

そして短く演奏してくださいといっているようなもので、

わかりにくい記号です。

ただし時々使われる記号でもあります。

この記号は基本スタッカートです。

つまり前の音と次の音の間に隙間を作ります。

ただしスタッカートだと隙間は出来ますが、

音そのものも短くなってしまいます。

そこでこの記号が出てきます、

音それぞれにある程度の長さを残したまま、

次の音との間に少し隙間を作る演奏になります。

音の長さを残しながら隙間を空けるので場合によっては少し遅くなることもあります。

このようにアーティキュレーションが違うということは強調やエコーではなく、

違う表情の演奏ということになりますが、

違う表情の根拠がどこにもないので、

例えば1回目は色としての白、

2回目は純粋な白となれば表情の違いは出せるでしょうが、

もしそうであれば言葉を変えた方が良いところです。

少なくとも今のところ私にはこの繰り返しで表情を変える必然性は見つかりませんので、

単純に強調だと思った方が良いように思えます。

ということで、もし今私がこの曲を歌うとすれば、

この部分はメゾスタッカート、レガートとは歌わずに、

単純に2回目を強調で歌うと思います。

しかし、これが正解というわけではありません。

皆さんはどう思われますか?

また、私がレッスンでこの曲を歌って、

先生から、1回目はメゾスタッカートで歌いなさいと言われたら、

絶対にそれを試します

散々考えて違う結論で歌ったとしてもです。

メゾスタッカートにしたときの良さにまだ気付いていないかもしれないからです。

そしてそれをしっかりと体験した後で、

最終的にどう選択するのかは自由です。

楽譜をよく見るということ

楽譜は大切で、よく見て演奏しなさいと言われますが、

それはそれは楽譜に書いてある記号通りに演奏することではなく

楽譜の意図を読み取る作業だと思います。

その結果ppを少し大きめの音で演奏したり、

逆にmfを小さめの音で演奏することも有り得るのだと思いますし、

それは作曲家を無視しているのではなく、逆に作曲家の意図を考えた結果です。

もちろんその後新しい発見があれば演奏は変わっていきますが、それでいいのだと思います。

これとは別にpだけれども大きく歌いたいから大きく歌うとか、

好きな歌手が大きな声で歌っていたから大きく歌うというのは違うように思います。


演奏では、単に音程やリズムを揃えるだけではなく、

  • 作曲家が何を書こうとしているのか
  • 言葉と音楽がどう結びついているのか
  • それを基にどう演奏するか

を考えることで、音楽の感じ方が大きく変わります。

久米音楽工房では、発声だけではなく、作品を通して、

「どう歌うか」
「なぜそう演奏するのか」

を一緒に整理しながらレッスンを行っています。

歌い方や表現でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

体験レッスン等のお問い合わせ

歌の詩を見るときに大切なことはありますか?
作曲家はまず自身で詩を解釈しますので、
どのように解釈されたのかを考えてみます。
自分で感じるのと違うこともあると思いますが、
作曲家がどう感じたのかが分かります。
レッスンで、このフレーズの詩でどの言葉が一番大切ですかと聞かれて答えられなかったのですが。
この時に詩だけに注目してどの言葉かと考えがちですが、
この質問は本来の詩の中で大切な言葉を聞かれたのではなく、
この曲で大切にされている言葉(作曲家が大事だと思った言葉)を答える質問になります。
曲の中で強調されている部分を抜き出していきます。
「からたちの花が咲いたよ」では「からたち」も「咲いた」も大切ですが、
山田耕筰は「花」を一番目立つように作曲しています。
Hの音を中心にしてこの音よりも上にある言葉は「花」しかありません。
もし「からたち」にしたら、
他の植物ではなく「からたち」なのだということの強調になります。
「咲いた」にしたら、
つぼみの状態から花が開いた変化が強調されます。
山田耕筰はいま一面に咲いている花に注目してほしかったのだと思います。
この詩からこのような発想できますか?
詩だけ見ていても分かりませんよね。
レッスン

久米音楽工房では、

川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。

田園都市線宮崎台駅

(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

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もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

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無料の体験レッスンも行っていますので、

下記のフォームよりお気軽にご連絡ください。

声楽、発声のレッスンの詳細です。

レッスンの様子を少し書いています。

たくさんの記事を書いてきましたので、

呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

全記事一覧もこちらから。

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音取り~和音https://liederabend.net/wp/%e9%9f%b3%e5%8f%96%e3%82%8a%ef%bd%9e%e5%92%8c%e9%9f%b3/Thu, 26 Mar 2026 04:09:47 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12739

前回音の記憶による音取りについて書きましたが、 今回は音を縦に感じる、つまり和音からの音取りです。 和音というと難しい印象があるかもしれませんが、まずは簡単に和音について。 ハ長調の一番中心の和音(主和音)はドミソです。 ... ]]>

和音

前回音の記憶による音取りについて書きましたが、

今回は音を縦に感じる、つまり和音からの音取りです。

和音というと難しい印象があるかもしれませんが、まずは簡単に和音について。

ハ長調の一番中心の和音(主和音)はドミソです。

ドの音を和音の一番基になる音(基音)として、3度ずつ高い音を積み上げていきます。

なぜ3度ずつなのかとか色々と疑問があるかもしれませんが、

長くなりますので、まずはそういうものだと思ってください。

もしもう一つ加えるとすればシです。

そして次はレ、その次はファ、最後にラでその次はドに戻りますので、おしまいです。

しかしここまでくると音階の音すべてになりますので、和音としてはなんだか分からなくなります。

和声音と和声外音

例えば1小節ドミソの和音だったとします。

そうするとその小節ではドミソのどれかを演奏することが多くなります。

これを和声音といいます。

しかし、全部和声音しか使えないとすると、ドミソ以外の音はその小節の間使えなくなり面白くないので、

それ以外の音(和声外音)も使われます。

ハモる

和声音を歌うときれいにハモった感じになります。

これが和音から音取りをするときに重要な感覚になります。

前回は前の音とこれから歌う音の音程差を記憶して音取りをする方法でしたが、

和音から音取りをするのは記憶は関係ありません。

今の瞬間ハモっているかどうかでの判断になります。

この場合は少し立ち止まって実際の長さよりも長く歌った方が分かりやすいので、

長い音の中でハモりを確認していきます。

和声外音

ハモるのは和声音だけです。

では和声外音はどうかというと、ハモらないことを確認することになります。

音がぶつかった感じといいますが、ハモらずに緊張が続く音にしていきます。

ただこの緊張は長く続きません。

すぐに和声音に解決することが多いですので、

ハモらない和声外音からハモる和声音へ移り変わることが感じられると音取りはしっかりしたものになっていきます。

和音

ここで1つ問題が出てきます。

今何の和音が使われているかということです。

和音が分かれば音取りしにくいところの音が和声音なのか和声外音なのかの判断は付きますが、

何の和音か分からなければこの方法は使えません。

まずはピアノのパートを見ます。

長い音符があればその音は和声音であることが多いので、

音取りが上手くいかないと思う音符とピアノの長い音が一致するかしないかでハモるべき音かぶつかる音かの判断をします

ですので、ピアノのへ音譜表も何の音が演奏されているのか把握することはとても大切です。

さらにピアノのパートに長い音が無く、

細かく動き続けている場合は和音から音取りすることは難しくなりますので、他の方法に切り替えます。

和音となるとなんとなく難しいのですが。
すべて和声分析が出来たとしてもハモって聞こえなければ意味がありません。
分かること以上にハモった感じをつかんでみてください。
正しく和声分析することは実はとても難しい事です。
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音取り~音程(音の記憶)https://liederabend.net/wp/%e9%9f%b3%e5%8f%96%e3%82%8a%ef%bd%9e%e9%9f%b3%e7%a8%8b%ef%bc%88%e9%9f%b3%e3%81%ae%e8%a8%98%e6%86%b6%ef%bc%89/Tue, 24 Mar 2026 11:10:30 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12732

楽譜で表されているものの中で最も大切なものはリズムと音程です。 その他に速度の記号や強弱の記号などもありますが、 とりわけリズムと音程です。 ですので、音取りもリズムと音程が課題になってきます。 そしてリズムは比較的簡単 ... ]]>

リズムと音程

楽譜で表されているものの中で最も大切なものはリズムと音程です。

その他に速度の記号や強弱の記号などもありますが、

とりわけリズムと音程です。

ですので、音取りもリズムと音程が課題になってきます。

そしてリズムは比較的簡単ですので、

音取りの苦手な人はまずリズムを徹底的に勉強するのが近道になります。

そしてリズムが簡単に読めるようになると楽譜はぐっと近づいてきます。

リズムが分かると知らない曲でもCDをかけながら楽譜を追っていくことが出来ます。

これが出来ると楽譜はとても身近なものになります。

音の高さの記憶

子供の頃音楽の授業で新しい曲を歌うとき、

先生が1フレーズずつ歌ってくださるのを生徒がリピートする形が一番多かったのではないかと思います。

音の記憶を利用した音取りです。

この時に絶対的な音の高さを覚えられたのではなく、

ほとんどの場合前の音との音程の関係からの音の記憶です。

最初の音取り

音取りはまずこの音の記憶を利用します。

そして覚えやすい部分はすぐに音取りは出来て、

覚えにくい部分だけが課題として残ります。

このように分類することがとても大切になります。

耳コピであってもピアノを弾きながらであってもすぐ覚えられた部分は音取り完了です。

しかし、なかなか覚えられないところがあったり、

曲によっては覚えられないところがたくさんあったりもします。

このような曲は音取りの難しい曲で、とても時間がかかってしまいます。

しかし、時間がかかっていては他の練習が出来ないので、

なんとか短時間で出来るようになりたいものです。

その他の方法

それでもまずは何度も繰り返して覚えられるようにする練習をしていきます。

覚えるトレーニングです。

この時にその部分だけでもピアノで弾けると記憶しやすくなりますが、

CD等でその部分を何度も聞こうとするととても難しい作業が必要になります。

さらに速くて把握しづらい部分もピアノが弾ければゆっくり弾いて確認することも出来ます。

同じ音なのに記憶できない例

一番簡単なはずの同じ音の記憶が上手くいかないときの例です。

前のフレーズの最後の音と次のフレーズの最初の音が全く同じ場合、

音を記憶して正しく次を歌うことは簡単なはずですが、

フレーズのつなぎに2~3拍の休符があり、

ピアノの和音が今までと少し違ったものが入る。

さらに同じ音で始まる次のフレーズの和音が前のフレーズの終わったときの和音と違う和音になっている

(転調していることもある)ときなどで音取りが上手くいかないケースがあります。

一番簡単なはずの同じ音の記憶が2秒くらいで崩れてしまうわけです。

ここでだめだと思っても何も進まないので少し工夫することにより、

音の記憶の力を強化していきます。

まずはこの2つの音が同じ音だということをはっきり認識します。

これで出来るようになれば問題は解決です。

認識しても上手くいかないときは間のブレスを無しにします。

前のフレーズの最後の音をそのまま伸ばして、ブレスをせずに歌ってみます。

ほとんどの場合これは上手くいきます。

切れ目がなくなるので、音の記憶が容易になります。

これの応用で、ブレスはするけれど休符を無しにします。

これが出来たら、少しずつ休符を長くしていきます。

本来の長さの休符を入れ、さらに和音が変わるのだから音の表情も変わりますので、

そのように変化させても同じ音で歌えればクリアです。

別の方法です。音程に名前を付けてみます。

つまりドレミで歌ってみます。

今は同じ音程の記憶の練習なので、固定ドの方が良いです。

ドレミではすぐに正しい音程が歌えて、言葉になると難しくなることもよくあります。

移動ドの場合はもし転調していれば同じ音なのに呼び方が変わってしまいますので、

同じ高さの把握にはなりません。

そして移動ドは音の高さ記憶よりも、音階の色で高さを把握する方法なので、

調性が安定しない部分には不向きです。

同じ音の音取りなんて難しいと感じたことがないという人の方が多いかと思いますが、

少し長く書いてみました。音の記憶はとても大切で、その基礎には同音の記憶があります。

同じ音の記憶が危ういとこれから先音取りはとても難しくなりますので、トレーニングしていきましょう。

和音で考える

音の記憶を基に前の音から次の音を考えるのが一番よくおこなわれる音取りです。

時間の流れと共に横に音取りをする感じですが、

今の瞬間の和音から音取りを考える、縦に見る方法もあります。

というとぐっとハードルが上がってしまいますが、ハモった感覚で音取りをするということです。

長くなりましたので、これは次回の記事で書きます。

同じ高さの音なのに、和音や強弱が変わると違う音に聞こえてしまいます。
とても良い耳をもっていますね。
音程が同じであっても他の要素が変われば違う性格の音です。
違う音に聞こえる方が正常な耳です。
次の段階として、音質は変わっても高さは同じ音だと聞き取れると良いですね。
音の中の音程、強さ、音色などから音程だけを抜き出して聞き取るトレーニングをしていきます。
余談ですが、赤、青、黄、黒等を文字で書いて、
しかし、文字とは違う色で書きます。、黄、といった感じ。
そしてその中から文字として青と書いてあるものを選び出したり、
文字と関係なしに、青い色だけ抜き出したりするトレーニングがあります。
ちょっとした脳トレです。
慣れれば簡単です。文字を判断する脳と、
色を判断する脳を切り替えるのですが、
同じように音程を判断する脳、音量を判断する脳のような切り替えをします。
レッスン

久米音楽工房では、

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(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

音揺れがひどい等、発声でお困りの方。

もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

色々な歌を歌ってみたい方。

初心者、経験のある方、

専門的な勉強をしたい方。

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声楽、発声のレッスンの詳細です。

レッスンの様子を少し書いています。

たくさんの記事を書いてきましたので、

呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

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合唱のヴィブラートを考える3 ~声の不安定さを解消https://liederabend.net/wp/%e5%90%88%e5%94%b1%e3%81%ae%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%8b3-%ef%bd%9e%e5%a3%b0%e3%81%ae%e4%b8%8d%e5%ae%89%e5%ae%9a%e3%81%95%e3%82%92%e8%a7%a3/Mon, 23 Mar 2026 11:43:28 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12712

合唱ではヴィブラートはあってはならない、 という考えには多分にヴィブラートではなく 不安定な声が想定されているのではないかと思います。 きれいなヴィブラートは声楽の世界では歓迎されるものですし、 発声が良くなってきたとき ... ]]>

ヴィブラートと不安定な声

合唱ではヴィブラートはあってはならない

という考えには多分にヴィブラートではなく

不安定な声が想定されているのではないかと思います。

きれいなヴィブラートは声楽の世界では歓迎されるものですし、

発声が良くなってきたときに声楽の先生が、

「きれいなヴィブラートになってきたね」

と表現されることもあるくらい、

ヴィブラートは声の良し悪しのバロメーターでもあります。

逆に不安定な声は何を置いてもすぐに修正されるべき声でもあります。

私もレッスンの中でいつもよりも不安定な声になっていたら、

他のことよりも先にその修正に取りかかります。

ただ基本的には「今日の声は不安定だから修正します。」などは言いません。

丹念に喉の状態、横隔膜の使い方の修正をして安定した声を作ります。

ただレッスンの進んだ人には「今日はいつもより少し不安定になっているから少し安定させようか」と言うことはあります。

問題なく修正できるといった信頼感があるからです。

発声のコントロールがまだうまく出来ない人に、

そのヴィブラート止めてと言うのはとても苦しいところに追い込むことにもなります。

ヴィブラートと不安定な声の違い

この2つは同じしくみで作られますが、コントロールできるのか出来ないのかが違います。

この2つは同じように音程の揺れだし、

メカニズムも同じようなものなので、

きれいに線引きすることは出来ません

単純に心地良いものはヴィブラート

そうでなければ不安定な揺れだと判断できると思います。

ヴィブラートは狭い音程の幅で規則的に揺れますし、

あまり速くはありません

一方不安定は声は音程の幅が大きくなりますし、

不規則に速く揺れます。

不安定な声の解消

安定した声を出すのは本当は難しい事

元々安定した声のある人が一時的に不安定になっただけであれば

修正はそう難しくないのですが、

しかし常に不安定になってしまっている声の修正は容易ではありません。

不安定な声は音程が定まらない声になりますが、

音程が定まるという事はとても繊細に声帯をコントロールしているということでもありますので、

逆に言うと安定した声が出せている方が奇跡みたいなもので、

その奇跡のような声を練習によって常に出せるようにするのが発声だともいえます。

声は声帯の伸展の具合と閉鎖の具合のバランスで作られます。

例えば同じ音程でクレッシェンドするときには徐々に声帯の閉鎖を強くしていきます。

その結果徐々に声帯は厚くなっていき、

そのままでは音程がどんどん低くなってしまいます。

その時に低くならないように声帯が厚くなった分声帯を引き伸ばす力を加えていくことになりますが、

耳で聞こえてくる音程を頼りに、

そのバランスを随時変化させながら声を作っていきます。

喉の中で繊細にバランス調整をし続けているのです。

このコントロールが上手くいかなくなるのが不安定な音の揺れです。

ヴィブラートを止めてという指示

声を安定させるために固定しようとするのは逆効果

繊細なバランス調整が上手くいかない人に「ヴィブラートを止めて」という指示を出すと、

すべての運動を止めて固定させてしまうか、

逆に力を抜いて声が聞こえないようにするかになってしまいます。

どちらもバランスの悪さをもっと拡大させるばかりで、

良い結果にはなりません。

それから声帯は声を出している間にバランスを変え続けています。

例えば同じ強さのロングトーンをするとします。

まず最初、音の強さや音の高さに合わせて声帯の状態が決まります。

しかしこの状態を固定させるのではありません。

音を出し続けるということは閉鎖し続けなければならず、

閉鎖し続けるということは声帯はだんだん厚ぼったくなるということになりますので、

徐々に声帯を引き伸ばす力を増やしていかなければなりません。

少し分かりづらいかもしれませんが、

とにかく同じ音を伸ばすだけであっても

声帯の中の筋肉は変化し続けなければならないのです。

そこに止めてという指示を出すとせっかく変化しようとしている声帯の動きを止めることにもつながり、

ますます歌いにくくなってしまいます。

解決策

固定ではなく、動かしてコントロールできるようにすること

根本的な解決策は基本的な発声の力を付けていくことですので、

時間がかかるし、簡単ではありません。

ただし、声帯は自由に動く状態が出来ると、

無意識にバランスの取れた本来あるべき運動をしていきますので、

伸展筋の緊張弛緩の繰り返し、

そして声帯筋の緊張弛緩の繰り返しが一番の解決策になります。

スムーズにこの運動が出来れば何も意識していないのに、

不自然な音の揺れはなくなっています。

合唱をやっています。
最近音揺れがひどくなり、みんなの視線も気になります。
もう歌えないのでしょうか?
せっかく楽しく歌ってきたのに、逆に苦しく感じてしまいますね。
まずは音揺れを止めようという感覚をなくしましょう。
固定しようとすればするほど揺れはひどくなります。
それよりも例えばソラソラソラソラ‥‥のように音程を動かします。
つまり動かないようにするのではなく、
あえて動かして、それをコントロールできるようにします。
動きがコントロールできる喉は揺れもコントロールできます。
レッスン

久米音楽工房では、

川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。

田園都市線宮崎台駅

(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

音揺れがひどい等、発声でお困りの方。

もっと音楽を知りたい、楽しみたい、

色々な歌を歌ってみたい方。

初心者、経験のある方、

専門的な勉強をしたい方。

無料の体験レッスンも行っていますので、

下記のフォームよりお気軽にご連絡ください。

声楽、発声のレッスンの詳細です。

レッスンの様子を少し書いています。

たくさんの記事を書いてきましたので、

呼吸、喉を開ける、フースラーについてなどのまとめ記事を作りました。

全記事一覧もこちらから。

レッスンのお申し込みはこちらから。

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のど仏は下げるべきか?~発声でよくある誤解https://liederabend.net/wp/%e3%81%ae%e3%81%a9%e4%bb%8f%e3%82%92%e4%b8%8b%e3%81%92%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%aa%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%a8%e6%80%9d%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e7%90%86/Thu, 19 Mar 2026 09:23:56 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12680

のど仏は甲状軟骨と言われている骨のことです。 図1はのど仏を横から見た図です。 まず黒い実線を見てください。 上の大きな骨が甲状軟骨、下の骨が輪状軟骨です。 甲状軟骨のやや下の部分に横にまっすぐな線がありますが、これが声 ... ]]>

声帯はのど仏の中にある

声帯の場所を正しく把握しましょう

のど仏は甲状軟骨と言われている骨のことです。

図1はのど仏を横から見た図です。

まず黒い実線を見てください。

上の大きな骨が甲状軟骨下の骨が輪状軟骨です。

甲状軟骨のやや下の部分に横にまっすぐな線がありますが、これが声帯です。

男性は声変わりの時にこの声帯が急に長くなります。その結果甲状軟骨に収まりきれなくなるので、

のど仏が少し出ることで長くなった声帯がきちんと骨の中に収まってくれるようになっています。

長くなった声帯のために骨が変形するというのはすごいしくみですよね。

図1 フースラー「歌うこと」より引用

喉を開けるとは

喉を開けるのはほんの少し声帯が傾くことを意味します。のど仏全体が下がることではありません。

図1の黒い線は通常の骨の位置で、赤い線は喉が開いたときの骨の位置です。

声帯が少し傾くことによって引き伸ばされます。

声帯の入っているボックス(甲状軟骨)は軟骨ではありますが、骨に囲まれていますので、

そのままでは引き伸ばすことは出来ません。

図のように傾けることによって初めて引き伸ばすことが出来ます。

と言うより、傾けること以外に声帯を引き伸ばす手段はありません。

金管楽器奏者の唇

金管楽器奏者の唇も引き伸ばされています。

金管楽器を演奏するにはマウスピースの中の唇が振動しなくてはなりません。

つまり声を作る声帯の代わりに、金管楽器では唇が使われることになります。

そして金管楽器奏者は最初にマウスピースの中で微笑むように唇を横に引っ張って

唇の振動を作ります。横に引っ張らないと振動がきれいではなく、高い音は全く出ません。

ですので、しっかりと唇を横に引っ張る練習をすることになります。

声帯も同じでちゃんと引っ張ってあげないときれいな声にならないし、高い声は全くでないことになります。

ですので、声帯をちゃんと引っ張る(このことを「喉を開ける」と表現しています)ことが歌うことの最初の作業になるわけです。また声帯が引っ張られると声は少し高くなりますので、

しゃべるときに比べて歌う声の中心音は4度から5度高くなるのが普通です。

胸骨甲状筋の収縮

図2 フースラー「歌うこと」より引用

図2もほぼ先ほどと同じようにのど仏を横から見た図ですが、

甲状軟骨と輪状軟骨をつなぐ筋肉「輪状甲状筋」が赤く書かれています。

甲状軟骨と輪状軟骨が近づくように傾くことで声帯は引き伸ばされていきますが、

これをコントロールするのに最も重要な筋肉がこの輪状甲状筋です。

つまり喉を開けるというのは空間を広げるのでもなく、

声帯の隙間を広くするのでもなく、輪状甲状筋が収縮し声帯が傾くことを指します。

しくみはこのようなもので、説明できますが、輪状甲状筋を収縮させて声帯を少し引き伸ばしてください。と言ったところで当然出来るものではありません。次は実際はどのように感じられるかを書いていきます。

実際の感覚

実際には前の方は下向き、後の方は上向きに力を感じます。

⚠ 軟口蓋に関する重要なお知らせ

軟口蓋論争

喉を開けるというときにほとんどの人はこの輪状甲状筋の前下への運動ではなく、

後上の運動を感じると思います。

軟口蓋を持ち上げるとか、鼻の付け根や額に音を感じる等です。例えば輪ゴムを両手で引っ張るとします。

両方の手で輪ゴムの端をつまみ、右手で右の方へ引っ張っていくとします。

その時に左手は動かさないようにしても、左手は左に向かって引っ張る力を加えなければなりません。

このようにある方向に力がかかると反対の方にも力がかかってきます。

ですので前下に引っ張ろうとする力が入ると、

反対の後上に引っ張ろうとする力も感じることになります。

ではなぜ後上向きの力を先に感じるのかというと、

声帯が引き伸ばされた時の音はしゃべるときよりも上、鼻の付け根あたりに感じられるからです。

実際の筋肉の運動は輪状甲状筋の収縮だとしても、

それをコントロールすることが分かりづらければ、

その後に感じられることを優先して練習した方がよっぽど良いのです。

これが上手くいかないとき

喉が開いているかどうかは音質の変化でしか分からないので、耳を作っていきます。

軟口蓋を引き上げようとか鼻の付け根に音を感じようとすることによって、

甲状軟骨と輪状軟骨が近づき声帯が引き伸ばされれば何の問題も無いのですが、そうはいかないこともあります。

ちなみに本当に必要な甲状軟骨と輪状軟骨が近づいて状態は見た目でも触っても全く分かりません

多少分かるかと思って何度もやってみたのですが、全く分かりません。

私は音質の変化のみで判断します。起こるべき音質の変化があれば必要な声帯の引き伸ばし、

喉を開けるという作業は出来ていますし、その音質の変化がなければ足りないことになります。

さて、後上向きの力を感じても本来必要な前下向きの運動が起こらなかったときに、

なんとかして前下向きの運動を起こす手段を考えなくてはならなくなりません。

ここで「のど仏を下げて」が出てきます。

実際には甲状軟骨と輪状軟骨のかたまりが低い位置にあるか高い位置にあるかは声帯の傾きには関係ありません

しかし、前下に向けての力が必要なので、

のど仏を下げなさいと言われるようになってしまいました。

のど仏を下げようとすときの問題点

重たくモコモコした声になってきたら要注意

のど仏自体を下げる必要が無いことと、

のど仏を下げたところで声帯は引き伸ばされない

つまり喉を開けることは出来ないことはお分かり頂けたと思います。

それでものど仏を下げる必要があると言われ続けるとそうしなければと思ってしまいます。

おそらくたくさんの方が経験したことがあると思いますが、

鎖骨の間にのど仏が隠れそうなくらい下げると、

音が重たくなってモコモコし、高い音が出せなくなっていきます。

もちろんつばを飲み込んだときのように顎の下にのど仏が隠れるくらい上がってしまっても声にはなりませんが、

これは別の理由です。

甲状軟骨を傾かせるのに、輪状甲状筋だけではなく 

胸骨甲状筋も関与しており、これが少し甲状軟骨を下に引っ張ります。

しかし、 甲状軟骨と輪状軟骨が近づき声帯が引き伸ばされるシステムでは圧倒的に輪状甲状筋が大切なのです。

レッスンの中でこの前下の動きが上手くいかないときに、

音が上がるときにほんの少しつま先に体重を移動するような指示を出します。

少し横隔膜に力が入り、声帯を傾かせるのに役に立ちます。

これが出来たら、この時の音の変化や筋肉の動きを感じてもらって、

喉を開けるということについて明確な感覚を持ってもらうことが出来るようになっていきます。


発声では、「のど仏を下げる」「喉を開ける」など、様々な説明があります。

しかし実際には、

  • 無理に下げようとしてしまう
  • 首や舌に力が入る
  • 声が重たくなる
  • 高音が苦しくなる

ということも少なくありません。

久米音楽工房では、見た目の形を無理に作るのではなく、

  • 実際に声帯で何が起きているか
  • なぜ苦しくなるのか
  • どこでバランスが崩れているのか

を声を聴きながら整理していきます。

「色々試したけれど改善しない」という方も、お気軽にご相談ください。

体験レッスン等のお問い合わせ

あちこちでのど仏を下げてと言われてしまいますが、どうしたらよいでしょうか?
声帯が引き伸ばされるときに喉の前側では下向きの力が必要だということに関しては正しいので、
鎖骨の真ん中に向かって集まるような力が入ると考えたら良いかもしれません。
本当に鏡を見ながらのど仏を下げようとすると歌いにくくなってしまいます。
のど仏を下げてと指摘されているときは声帯が十分に進展されていないのだと考えられますので、
「のど仏」といわれたら、「鎖骨の真ん中」と変換すると良いでしょう。
のど仏は何も変わっていないのに、鎖骨の間に音の通り道を感じられたら、
のど仏を下げなさいと言われることなはくなります。
レッスン

久米音楽工房では、

川崎で声楽、発声の個人レッスンを行っています。

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(渋谷から約25分、二子玉川から約10分)すぐの自宅です。

高い声が出ない、声量がない、

歌っていると苦しくなる、

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【まとめ】「合唱」での発声の悩みhttps://liederabend.net/wp/%e3%80%8c%e5%90%88%e5%94%b1%e3%80%8d/Mon, 16 Mar 2026 06:42:42 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12639

以前は大人数の合唱団もたくさんあり、 たくさんの人が合唱を通して音楽に触れていました。 しかし、だんだんと少人数の合唱団が増え、 さらにコロナ以降合唱から遠ざかっていた人たちの戻りの少ない合唱団は存続が難しくなり、 残念 ... ]]>

日本での合唱と音楽

アマチュア合唱団の活動は日本の音楽会にとても大きな貢献をしてきました。

以前は大人数の合唱団もたくさんあり、

たくさんの人が合唱を通して音楽に触れていました。

しかし、だんだんと少人数の合唱団が増え、

さらにコロナ以降合唱から遠ざかっていた人たちの戻りの少ない合唱団は存続が難しくなり、

残念なことですが、以前ほどの華やかさはなくなってきたようにも思います。

ただ日本の音楽会にとって合唱団の役割はとても大きかったように思います。

時代は波のように繰り返しが起こるものなので、

またそのうちに賑やかな合唱界が戻ってくると思っています。

そしてその時は以前より進化したものになっていることでしょう。

パートごとの問題点

練習の中でパートごとに課題の偏りがあります。

今実際に合唱に取り組んでいらっしゃる方に向かって少し書いてみます。

合唱団で歌っているとパートごとによく指摘されることがあるように思います。

何度も言われ続けますので、

努力が足りないからだとか才能が無いのかもしれないとか考えてしまうことも多いかもしれません。

真剣に取り組んでいる人ほど苦しく感じることもあるかもしれませんが、

よく指摘されることは指摘される理由があり、

集中したからといってすぐに解決できることではないことについて。

これらはすべてやや遠い目標になりますので、

すぐに出来なければならないとは思わない方が良いです。

しかし、数ヶ月後には少し変わっていると良いし、

1年たったらもっとはっきりと変わっていると良いと思える目標になります。

それから意識したららクリアできる目標でもなく、

無意識のうちに問題が無くなっていることが本当の解決になります。

指揮者からの毎回の指摘はこの遠い目標を忘れないようにの忠告だと思って、

気にし続けるのがベストだと思います。

音取り

音取りが最大の課題になっている合唱団も多いかと思います。
急がば回れです。しっかりと基礎力を付けていきましょう。

合唱団にとって音取りはとても大きな問題になります。

音取りがスムーズに出来ると他の練習の時間は十分に取れますが、

音取りに時間がかかると練習の大半を音取りに使わなくてはならなくなります。

できるだけ短い時間で音取りをクリアしたいところですが、

なかなか難しい事もあると思います。

合唱独特の難しさもありますが、まずは一般的な音取りについて、

耳コピではなくピアノやキーボーでを使おうという話。

耳コピに頼っていると何年たっても楽譜は近づいてくれません。

ピアノを習い始めた子供でも数年で楽譜を読めるようになります。

大人だともっと早くできるし、楽譜が近づいてきたときの風景は今までとはガラッと変わってきます。

次の段階です。音取りはまずは音程とリズムを楽譜から読み取る作業です。

その中でリズムを徹底的に練習していきましょう。

音取りに関しては耳コピではなく、

とにかく自分で鍵盤を叩いて確認する習慣を付けることが最も大切で、

次にリズムに関して正確に早く分かるようにします。

そしていよいよ最大の難関、音程を取っていきます。

音程がとにかく大変なので、音程を何度でも再現できるように鍵盤を使う必要があるし、

リズムに関しては何も考えないで良いような状態にします。

音程

通常の音取りは前の音と次の音の音程差の記憶で進められます。

和音からの音取りです。

ヴィブラート

あまり神経質になりすぎない方が良いところと、
不安定な声は発声が崩れてきた合図ですので、
早急に修正する必要があること

合唱ではヴィブラートは嫌われる傾向にあります。

特に女性で音の揺れが目立ってきた人にとってはとても苦しいことになって、

せっかく続けてきた合唱から残念ながら遠ざかってしまうということも多々あるようです。

きれいなヴィブラートと不安定な音の揺れとは区別して考えた方が良いということと、

揺れを止めようとして喉を固定しようとすると逆効果になってしまうことについて。

以前ヴィブラートについての記事を書くにあたり、

ネットで合唱でのヴィブラートについて調べたときには、

合唱では何があってもヴィブラートはあってはならないといった内容ばかりが目について、

極端すぎると思ったのですが、また今回同じように調べたところ、極端な意見は随分減ったように思います。

ありすぎるのは良くないが、禁止ではなく、良いヴィブラートを目指した方が良いという意見が多数でした。

時代はこのように変わっていくものです。

今の流行に惑わされず、本当に大切なものを考えていくことが必要だと思います。


合唱で発声にお悩みの方へ

久米音楽工房では、

  • 合唱で声が埋もれる
  • 高音が苦しくなる
  • 響きを作ろうとしても上手くいかない
  • 周囲に合わせるのが難しい

など、合唱特有のお悩みにも対応しています。

個人レッスンだからこそ、

一人一人の状態を確認しながら整理することができます。

体験レッスン等のお問い合わせ

合唱の練習で大きな声を出した方が良いだろうと思うのですが、
難しいです。
そうですよね。難しい理由がいくつかあります。
1大きな声を出すことが難しい。
声楽科の受験をするかどうかの基準の一つに大きな声があります。
しっかりとした発声が出来ないと声量は出ませんので、
これが一つの原因になります。
2大きな声を出すと声が汚くなる、または音程が悪くなる。
個人レッスンだと多少汚い声になってもしっかりと出すことで、
発声の筋肉強化と、バランスの調整を同時に出来るのですが、
合唱の場合だと他の人に迷惑になるかもという思いも出てきます。
3もっとしっかり歌えそうなのだけれども、
まわりが小さな声で歌っているので、
出しづらい。
それぞれなかなか難しい問題だと思います。
一人一人がしっかりと声を出せる練習をすることと、
みんなでその声で歌う雰囲気を作っていくことの両方が必要な気がします。
合唱で高音になると苦しくなります。
これもなかなか難しいところがあります。
本当だともう少し低い音の方が歌いやすい声なのかもしれませんが、
ソプラノ、テノールと決められてしまうと、
無理しても高い音を歌わなくてはなりません。
ソロの練習だと少し低い調の楽譜を使って練習していき、
だんだんと高い調にシフトしていくところです。
レッスンでは今はここまでは歌えるので、
しっかり歌いましょうということ。
それ以上の声は声帯を薄く引き伸ばすこと、
それをキープすることを練習していきます。
今すぐには難しいものもそのうちに歌えるようになるはずです。
合唱は全員で同じ音色を目指した方が良いのでしょうか?
そんなことはありません。
自分の声で歌えば良いです。
ハーモニーを作るために音質を合わせた方が良いと思うかもしれませんが、
音楽を同じにすれば十分です。
強さの変化やスピード感、アクセントの感じ、もちろん音程もですが、
そういうものが同じであれば声はきれいにとけていきます。
重い声の人は重い声で、
軽い声の人は軽い声で歌っていってください。
合唱はハーモニーが命でしょうか?
よく言われる言葉ですが、
あまり賛同は出来ません。
このように断言されると、
他の要素は重要じゃないのだろうかとか考えてしまいます。
もちろんそういうことではないと思いますが、
ワクワクする演奏とか、もっと歌いたいと感じる演奏、
もっと聞いていたいと思う演奏に勝るものはないのではないかと思います。
ハーモニーもそこに向かうための道具の一つではないだろうかと思います。

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音取りが苦手な人へ|まずはキーボードを使ってみましょうhttps://liederabend.net/wp/%e9%9f%b3%e5%8f%96%e3%82%8a%e3%81%8c%e8%8b%a6%e6%89%8b%e3%81%aa%e4%ba%ba%e3%81%b8%ef%bd%9e%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89%e3%82%92%e8%b2%b7%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%97%e3%82%87%e3%81%86/Mon, 09 Mar 2026 06:46:46 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12634

音取りの得意不得意は個人差がとても大きいです。 また曲によって簡単だったり難しかったりもしますが、 音取りの苦手な人はほぼ全員ピアノを使わずに、 もしくはあまり使わずに音取りをしているようです。 つまりCDやYouTub ... ]]>

音取りが苦手な人

耳コピはだめです。
音取りが遅い人、間違った音の修正が遅い人、リズムが決まらない人、
ピアノとのアンサンブルが上手くいかない人など、共通して耳コピをしています。

音取りの得意不得意は個人差がとても大きいです。

また曲によって簡単だったり難しかったりもしますが、

音取りの苦手な人はほぼ全員ピアノを使わずに、

もしくはあまり使わずに音取りをしているようです。

つまりCDやYouTube等を使っての耳コピです。

もちろんピアノを使っていても音取りの苦手な人もいますが、

ほとんどの人がどんどん早く音取りできるようになって、

数年後には音取りの問題はほぼ無くなります。

逆に耳コピで音取りをする人は何年たっても音取りは難しく、

さらに間違って覚えてしまった音程やリズムの修正に数週間から遅い人は数ヶ月かかることもあります。

大きな差です。

ピアノがあれば一番良いのですが、難しかったら、ピアノと同じ鍵盤のある電子ピアノ

さらにそれが難しければ3オクターブ以上あるキーボードをぜひ買ってください。

スマホのアプリでキーボードの代わりになるものもありますが、

とても使いづらいので、中古でも良いので、ぜひキーボードを買ってください。

耳コピの問題点

基本的に耳コピはとても難しいです。

良く例で話すのですが、他人の作った原稿を使って人前でスピーチをしなければならないとします。

通常紙やデータで原稿をもらってそれを覚えようとしますが、

もしそれを誰かが読んでくれた録音だけもらって覚えなければならないとしたらどうでしょうか?

文字データをもらってスピーチするよりも何倍も時間がかかることになるでしょう。

もちろん文字は元々読めるけれども楽譜はそうはいかない人にとっては同じではありませんが、

耳コピは苦労するということに関しては同じです。

まずはキーボードに慣れる

いきなりキーボードで音取りと言われても難しいです。まずは触って遊びましょう。

ピアノに慣れていない人は音取りのためというのを一旦忘れて、

歌える曲のメロディーをキーボードで弾く練習をしましょう。

知っている曲だとリズムを考えなくてすみますし、

音を間違って弾いたときにすぐに間違いに気付きます。

楽譜をドレミで読んでその音の鍵盤を弾くと曲になりますので、

歌える曲を片っ端から弾いてみてください。

ここまで来れば音取りで鍵盤を使うことは苦ではなくなるし、

耳コピよりもはるかに簡単で早いことが実感できると思います。

まずはキーボードを買ってください


音取りでただ何度も音源を聴くだけでは、

音程を正しく撮ることは難しいものです。

音取りが苦手な人は決して、

  • 音感が悪い
  • 才能がない

というわけではありません。

そして、鍵盤を使うと、

  • 音の高さを目で確認できる
  • 速いパッセージをゆっくり練習出来る
  • 難しい音程を何度も練習出来る

ため、音取りの整理がしやすくなります。

久米音楽工房では、

  • どのようにピアノを使っていくのか
  • 歌のパートを弾きながら歌うこと

を、一人一人に合わせて試してみることが出来ます。

「音取りに苦手意識がある」という方も、お気軽にご相談ください。

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ピアノは全く触ったこともありません。
キーボードを買ったらまず最初に何をやったら良いですか?
ハ長調のできるだけ簡単な曲の楽譜を見つけて弾いてみましょう。
楽譜はネットでも簡単に手に入りますが、
せっかくなので楽器屋さんに行ってみて、
できるだけ簡単そうな楽譜を買ってみてはいかがでしょうか?
抵抗のある人も多いかもしれませんが、子供用の教材も便利です。
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合唱のバスでよく指摘されること|遅れるhttps://liederabend.net/wp/%e5%90%88%e5%94%b1%e3%81%a7%e3%82%88%e3%81%8f%e6%8c%87%e6%91%98%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%ef%bd%9e%e3%83%90%e3%82%b9/Mon, 09 Mar 2026 05:39:00 +0000https://liederabend.net/wp/?p=12632

バスのパートはテノールのような発声の大変さはあまりありません。 もちろん良いバスになるのは容易なことではないですが、 目の前にある音を歌うということに関してはそう難しくないと思います。 アルトもそうですが、とても良いバス ... ]]>

バスは遅れる

バスのパートはテノールのような発声の大変さはあまりありません。

もちろん良いバスになるのは容易なことではないですが、

目の前にある音を歌うということに関してはそう難しくないと思います。

アルトもそうですが、とても良いバスのいる合唱はなかなか魅力的ですね。

さてバスは合唱の練習で遅くなるとかリズムが悪いと指摘されることが多いように思います。

テノールが速くなってバスが遅くなるとアンサンブルは壊れてしまいます。

遅くなる理由

バスが遅くなる理由は正確には分かりませんが、

ヴァイオリンとコントラバスを比較したときに、

ヴァイオリンは音の立ち上がりがはっきりするので、

遅く聞こえることはありませんが、

コントラバスは音の立ち上がりがやや明確ではなく、少し遅れて聞こえやすいように思います。

現実オーケストラではコントラバスが遅れるといった指示は結構多いようです。

つまり低い音は立ち上がりが遅く聞こえるということだと思います。

バスは速いパッセージが苦手

コロラトゥーラという言葉があり、

本来は速いパッセージを演奏することを指しますが、

今ではソプラノでとても高い声を出す人をコロラトゥーラ(ソプラノ)と呼んでいます。

本来の意味からするとコロラトゥーラバスがいても良いのですが、聞いたことがありません。

実際にロッシーニ等のオペラでバリトンが速いパッセージを歌うことがありますが、

結構苦労しているように感じられます。

中にはやや遅れてしまっている演奏も数多く見られます。

結局高い声の方が速いパッセージは歌いやすく、低い声は歌いにくいのだと思います。

ただ申し訳ありませんが、その理由はよく分かりません。

対処方法

バスは正しく歌おうとしてもやや遅れて聞こえてしまうものだと自覚しましょう。

そうすると解決策は簡単で、常にほんの少し早めに歌おうとすることです。

慣れないと難しいですが、まずはフレーズの始まりだけほんの少し早くを気にしながら歌ってみることだと思います。

どのくらい早く歌えば良いかは自分では判断は難しいので、

これは指揮者に丸投げしても良いかと思います。

自分で正しいと思うタイミングとは違うタイミングで歌うわけですから、

それが良いのかどうかは自分で判断は難しくなりますので、他人に判断を委ねた方が良いです。

そのうちにどのくらい早めに歌った方が良いか分かるようになりますので、その後は慣れていくと思います。

それから音取りがあやふやだとどうしても少し遅めに歌ってしまいますので、

自信を持って歌えるような音取りも大事なところです。

バスのパートがみんな遅めに歌うので、
自分だけ早めに出ることに抵抗があります。
そうですよね。よく分かります。
まずは長い子音の単語から始まるところで、子音だけ早めに発音してみるのはいかがでしょうか?
付いてきてくれる人もいそうな気がしますが。
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歌っていると苦しくなる、

音揺れがひどい等、発声でお困りの方。

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