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川崎 川越 岡谷で声楽 発声、川崎でピアノのレッスンを行っています。

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ある日の声楽のレッスン




風邪の時

風邪をひいたときのレッスン例です。
風邪の時に練習した方が良いのか、しない方が良いのかは迷うところだと思います。
まずは熱が出て苦しいときは無理して練習せず、しっかり体を休めて、早く回復できるようにした方が良いです。
熱も下がり、体も楽になったものの咳が残っていたり、声が出づらいときは、特に本番が近かったりすると練習したいものの、大丈夫だろうかと心配になるところだと思います。






まずは少し話をして今の状況を聞きました。
熱も治まり、元気にになってきたものの咳がまだ残り、まだ声もかすれ気味でした。
話をしながら声帯の様子を観察します。おそらく少し声帯にも腫れがあり、ただそれほどひどい腫れでもないので、うまく声帯を引き延ばしていくと高い音も出そうだと思いました。
ただ、時々咳が出るので、慎重なレッスンが必要になってきます。
話をするときは、相手の声の影響を受けることが良くあります。それで声帯付近の血行が良くなるように、しゃべるスピードやトーンを考えながら、出来るだけしゃべりやすいような誘導もします。







このような状況ではやってはいけないことがいくつかあります。
一つは息の量が多い、もしくはスピードが速い練習です。声帯が乾燥してしまい、咳が止まらなくなったりします。
また声帯を強く振動させる低い音や、大きすぎる音も喉の状態を見ながら慎重に進めていく必要があります。
極端に高い音などの声帯を強く緊張させる音も後回しです。
声帯が腫れていると一時的に大きな音が出ることもありますが、そのまま出し続けるとすぐに腫れがひどくなり声が出なくなりますので、要注意です。







少し喉が温まってきたところでレッスン開始です。
中間域からだんだんと高い音に向かって練習していきます。
横隔膜の周辺が広がるようなイメージで、また息は外に向かうのではなく、体の中に貯まってくるようなイメージでAsの音をア母音でのばしてみます。
音の立ち上がりがスムーズではありませんでしたが、何とか出ました。立ち上がりがスムーズになるまで繰り返します。数回繰り返すとスムーズになってきましたので、レッスンを進めていきます。
同じ感じで2度音程で音を揺らします。ラ、シ、ラのような感じ。これもうまくいきましたので、さらに3度まで拡げます。ラ、シ、ド、ラのような感じ。
高い音で音が抜けてしまいました。横隔膜の広がりをもっと利用して、再チャレンジです。
ちなみに横隔膜が広がると、声帯は薄く伸びやすいので、広がりを感じることは重要です。
安定して出せるようになったら、半音ずつ上げていきます。目標はE(ミ)の音です。
うまくいきましたので、少し休んで、さらに音域を広げていきます。次の目標はG(ソ)の音です。
低い音は今の所無視して、高い方に音域が広がれば曲の練習が可能です。








少し時間はかかりましたが、目標まで行きましたので、課題の曲の練習に移ります。
シューベルトのWanderers Nachtliedだったのですが、出来るだけ発声と同じ声で歌えるように慎重に歌っていくと問題なく最後まで歌うことが出来ました。
おそらくこのまま本番だったとしても、お客さんに風邪だったとは気づかれずに歌うことが出来たのではないかと思います。







ちなみに、このようなときにレッスンに行った方が良いのか、休んだ方が良いのか考えてしまうところですが、先生に電話をし、現状と伝えて、指示を仰ぐのが一番良いと思います。先生によっては、大事な本番前で、少しでも体調を悪くするリスクを避けたいと思っているときなどは、休んでもらった方が良かったと思われることもあると思います。
私の所では、熱がひかない間は休んだ方が良いですが、動けるようになったら、多少喉に違和感が残っていても歌った方が治りが早いこともあるので、どうぞ来て下さいと勧めています。

  








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