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常識を疑う

 学生の頃常識として教えられたもの、また考えられていたものが、今では違うといったことが多々あります。時代の変化と供に音楽の解釈も変化しますので、別に恨み言を言うつもりも、無駄な時間を過ごしてしまったと後悔することもありません。様々な研究が進み、新しい事実の発見があり変わったもの、常識とされていたものとは全く違う演奏が評価され、それが新しい常識になったもの等、色々な理由で常識は覆されていきます。





 単純なことですが、たとえばドイツ語の語尾の「r」の発音。学生の頃、すべてのrは巻き舌でと習いました。実際のドイツ語はほぼ巻き舌は使いません。もちろん私が学生の頃もそうで、語尾や前綴りの最後は母音化され「ア」のような発音。そのほかはフランス語の喉の奥での「r」にやや近いのですが、あまり強くありません。それでも歌う場合はすべて巻き舌なんだと理解して歌っていたのですが、しばらくたってから語尾の「r」は巻かないというのが増え、さらには巻いてはいけないという先生も増えてきました。今では混在しているようです。
 このようにたいしたことではないのだけれども、実際歌うときには気になる問題から、音楽の本質を変えてしまうもの、たとえばシューベルトではアクセントとデクレッシェンドの問題、付点のリズムと三連符の問題など色々あります。  





 演奏において様式をとらえることはとても大切なことです。この場合の様式とは、バッハはバッハらしく、ワーグナーはワーグナーらしくといったことです。しかし、そこには根拠のない常識のようなものがどっかりと居座り、演奏の自由を邪魔することもあります。様式を知るということは常識をたくさん覚えることではなく、音楽に誠実に向き合って、自分のバッハ、自分のワーグナーを見つけることだと思います。常識を疑う勇気は先生にも生徒にも供に必要なことだと思います。

 

  

 様式は教えられて覚えることではなく、自分で発見していくことなのでしょうね。また自分ではとうてい発見できないような常識がその作曲家の様式だとされているものに関しては、疑う余地があるように思います。

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